言の葉の庭
mion4213
DONE楽怒高校生楽×社会人怒 現パロ
言の葉の庭のような恋愛をしてほしいという思いから、設定やインスピレーションを感じ取らせていただきました。
現パロなので楽は高校生なので幼く、怒も鬼の時より落ち着いてます
梅雨の再会 最終話可楽が積怒の家に看病に行った日から一週間は過ぎようとしていた。
積怒もあの日が体調不良のピークだったようで、今は少しずつだが回復はしていきている。まだ本調子ではないが。
仕事も出社することなく、ずっとテレワークで行い、体調に支障がでないようにしている。
あの晴れの日、可楽が家にきた日から雨は何日かあった。だがあんなことがあったのと、体が本調子じゃないことに甘え公園には行けていない。
朝起きて、カーテンを開けて天気の様子を見るのが日課になっていた。以前は雨の日だと心なしか楽しみにしていた自分がいたが、今は晴れだろうが雨だろうが気分が重くなる時が多くなった。
可楽は今も公園に行っているのだろうか。学校は?あの日言っていた昔から好きとは何なのか?
4061積怒もあの日が体調不良のピークだったようで、今は少しずつだが回復はしていきている。まだ本調子ではないが。
仕事も出社することなく、ずっとテレワークで行い、体調に支障がでないようにしている。
あの晴れの日、可楽が家にきた日から雨は何日かあった。だがあんなことがあったのと、体が本調子じゃないことに甘え公園には行けていない。
朝起きて、カーテンを開けて天気の様子を見るのが日課になっていた。以前は雨の日だと心なしか楽しみにしていた自分がいたが、今は晴れだろうが雨だろうが気分が重くなる時が多くなった。
可楽は今も公園に行っているのだろうか。学校は?あの日言っていた昔から好きとは何なのか?
mion4213
DONE楽怒長編小説①17歳可楽×25歳積怒 現代パロ
梅雨から夏にかけての物語
「言の葉の庭」みたいな恋愛しろという自分の思いから、言の葉の庭パロディ(?)が散りばめられています。
梅雨の再会6月下旬ーー
東京は例年より早く梅雨入りになり、灰色の厚い雲と、拭いたくなるような湿気がまとわりつく日々になっていた。
可楽は雨になると、ここ最近は決まって学校をサボるようになっていた。
特に意味は無い。傘に降り注ぐ雨の僅かな重さも、肌をしっとりさせる空気も、どんよりとした外の暗さも何もかも嫌になって途方もなく出歩くことが多かった。
まあそんな嫌な気分も、高校生が持つ悩み特有の進路がどうとか、誰とどいつが付き合っているのかとか、あいつはエンコーしてる噂があるとか、そういった煩わしいものとこの梅雨独特の雰囲気が重なって全て放棄したい気持ちが重なっているのかも。
だが自分は高校生の身。下手に彷徨いて警察に見つかって補導されるのも面倒だ。出歩く場所は限られている。
4098東京は例年より早く梅雨入りになり、灰色の厚い雲と、拭いたくなるような湿気がまとわりつく日々になっていた。
可楽は雨になると、ここ最近は決まって学校をサボるようになっていた。
特に意味は無い。傘に降り注ぐ雨の僅かな重さも、肌をしっとりさせる空気も、どんよりとした外の暗さも何もかも嫌になって途方もなく出歩くことが多かった。
まあそんな嫌な気分も、高校生が持つ悩み特有の進路がどうとか、誰とどいつが付き合っているのかとか、あいつはエンコーしてる噂があるとか、そういった煩わしいものとこの梅雨独特の雰囲気が重なって全て放棄したい気持ちが重なっているのかも。
だが自分は高校生の身。下手に彷徨いて警察に見つかって補導されるのも面倒だ。出歩く場所は限られている。