逆バニー
ika0253
TẬP HUẤN逆バニー族(あくまで種族)の炎ホの出会い、前日譚的なやつ。個性の扱いとかまだ設定ふわふわしてます。幼いホークスしか出てこないし、幼い子に逆バニ着せるのはアレなので、大人になったら逆バニ衣装になる種族です。なので炎司さんだけ逆バニー服着せられてます。
これは逆バニーである必要あるのか?と思う人しかいないと思いますが、わたしが逆バニーを愛しているので無茶やらしてもらってます💪
逆バニー族の炎ホ〜前日譚〜ここは逆バニー族の住む集落。
強い雄達は狩に出かけ、他の者たちは木の実等を採取しながら生活を営んでいた。
「やっぱり手ん届く範囲はもう採られてしもうとる」
見上げても近くに果実はなく、辛うじて高いところに成っている程度だ。秋も深くなってきておりそもそもの数も少なくなってきている。集落から離れた場所ならばもう少し残っているのだろうが、齢十にもならない少年には森はまだまだ危険だ。
「でも、持って帰らんと今日食べられるもんもなかし……」
仕方がない、と周りに誰もいないことを確認して背中に生えた羽根を一枚ずつ器用に操作し、高い位置にある実をもぎる。子供の逆バニー族は裾の長いスモッグのような服を与えられており、その裾部分を広げて振ってくる果実を受け止める。
4161強い雄達は狩に出かけ、他の者たちは木の実等を採取しながら生活を営んでいた。
「やっぱり手ん届く範囲はもう採られてしもうとる」
見上げても近くに果実はなく、辛うじて高いところに成っている程度だ。秋も深くなってきておりそもそもの数も少なくなってきている。集落から離れた場所ならばもう少し残っているのだろうが、齢十にもならない少年には森はまだまだ危険だ。
「でも、持って帰らんと今日食べられるもんもなかし……」
仕方がない、と周りに誰もいないことを確認して背中に生えた羽根を一枚ずつ器用に操作し、高い位置にある実をもぎる。子供の逆バニー族は裾の長いスモッグのような服を与えられており、その裾部分を広げて振ってくる果実を受け止める。
ankounabeuktk
LÀM XONG逆バニーのリク。ご主人様の逆襲【オル相】 オールマイトがベッドの上で微睡んでいると、遠くでドアが開く気配がした。枕元に置いたスマートフォンには着信も新着メッセージの形跡もない。時刻は深夜三時を過ぎているから、起こしてはいけないと配慮したのだろうなと思う。眠気はまだ残っていたけれど疲れて帰宅した恋人を無視して眠りに戻ることはできない。オールマイトはベッドから降りて、明かりだけは灯していた廊下をぺたぺたとリビングへ歩いた。
「おかえ……」
相澤はオールマイトが起きていると思わなかったのだろう。鉢合わせした先でぱちくりと目だけを見開き、無言で驚いている。
「起きてたんですか」
「いや、寝てた。君が遅くなるって言ってたから──」
言いながらオールマイトは、相澤が持っている紙袋からはみ出しているものを凝視せざるを得なかった。
2442「おかえ……」
相澤はオールマイトが起きていると思わなかったのだろう。鉢合わせした先でぱちくりと目だけを見開き、無言で驚いている。
「起きてたんですか」
「いや、寝てた。君が遅くなるって言ってたから──」
言いながらオールマイトは、相澤が持っている紙袋からはみ出しているものを凝視せざるを得なかった。
toaru_otaku_
LÀM XONGこは斑ワンドロワンライ、今週も開催ありがとうございます!お題「逆バニーの日」お借りしました。
酒と嫉妬と兎と君と 斑は酒に強い。まだあまり飲酒経験は多くないが、成人してからこのかた酒の席での失敗というものをしたことはないし、同年代のアイドルたちと飲んでいても、最後には酔い潰れた彼らを運ぶ力仕事さえこなせた程度には強かった。自分の限界を見誤らない自信があったとも言う。しかし、今朝の部屋の惨状を見る限り、どうも昨夜、自分ははじめてあまりよろしくない酔い方をしたらしかった。
共に酒を煽っていたのは天城燐音である。彼と酒を飲むのは初めてだった。
良い店を知っていると言われ、連れて行かれたのは彼がいつもパフォーマンスを披露している居酒屋だった。あまりにも楽しそうに彼が酒を煽りつつ歌ったり踊ったりするものだから、つられて斑もついつい羽目をはずしたのだ。「ここならESの目もそう届かねェぞ、好きにやれ」と囁かれて、どこから持ち出したのか渡されたギターをかき鳴らし、やがて小さなステージの上で持ち歌まで披露してすっかり良い気分になってしまった。
3374共に酒を煽っていたのは天城燐音である。彼と酒を飲むのは初めてだった。
良い店を知っていると言われ、連れて行かれたのは彼がいつもパフォーマンスを披露している居酒屋だった。あまりにも楽しそうに彼が酒を煽りつつ歌ったり踊ったりするものだから、つられて斑もついつい羽目をはずしたのだ。「ここならESの目もそう届かねェぞ、好きにやれ」と囁かれて、どこから持ち出したのか渡されたギターをかき鳴らし、やがて小さなステージの上で持ち歌まで披露してすっかり良い気分になってしまった。