アニメ「やんき〜ようちえん」ブルーレイ&DVD副音声風🐯、🐯🌪️🐯「アニメ、やんき〜ようちえん。第一巻虎組、ブルーレイorDVDお買い上げ誠にありがとうございます」

🐯「本パッケージの副音声を務めさせて頂きますのはおれ、狼煙高校1年生の茶山虎太と」

🐯🌪️『同じく狼煙高校2年生、寅島唯華です♪よろしくね〜♪』

🐯🌪️『さて、挨拶はこれくらいにして…、虎太君。気持ちはわかるけど、【え…、第1回の副音声はおれとヒロ君じゃないのやんき〜ようちえんの初期組なのにせっかくりゅー抜きで2人きりになれると思ったのに〜😭】って、私の前で考えちゃうのは良くないと思うよ…』

🐯「そそそ、そんなコトオモッテナイヨッていうか唯ちゃんなんで初手からおれの心を読んでるのッ」

昼つ方の雨にまぎれて「……なんだ、君も来ていたのか」
　
　軒下でばったり顔を合わせた男を見て、ベレトは静かに微笑んだ。言葉は短くても、その声音にはどこか安堵が滲む。互いに待ち合わせをしていたわけではない。ただ、同じことを考えていたので考えていたことに少しだけ驚いた。

　ベレトは空いた時間を利用して厩舎に軍馬の様子を見るために此処にきたものの、空がまたたくまに曇り、湿った風がひとつ吹いたと思えば、次の瞬間には雨粒が音を立てて地面を叩き始めた。つい先ほどまでは、空に青みが見えていたので急な通り雨など、予想すらしていなかった。そのため対応が少し遅れてしまい、気づいたときには、もう引き返す機会を逸していた。

　ひとまず雨宿りしようと厩舎に駆け込み、そこでディミトリに遭遇し、今、わずかに張り出した軒下に、共に並んで立ち尽くしている。