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    BL

    はるつき

    DOODLEちーとど。
    多くを語らないちぱやともっとちぱやのことが知りたいあおいちゃんの話。
    キッスも手も繋がない少女漫画BL。

    初めて書いたちーとどの後軸の話。
    初書きの奴は手探りがすぎるのでダメージ食らうけど解釈としては結構あってたのかもしれないなと思います。
    君と話がしたいのだ「好きだなぁ」
    ロッカールームで無意識にこぼれた千早の本音。泡沫のように消える前に藤堂がそれを易易と拾い上げた。
    「俺も」
    キャッチボールのように言葉を返すと珍しく千早がそれを取りこぼした。
    イップス克服のための練習の時ですら必ず捕球していたのに珍しいと藤堂は顔をあげて千早の顔を見る。
    「俺今なんて言いました?」
    耳まで真っ赤なのに額から目元はやや青白い。器用な男は顔色も自由自在なのかと感心する。
    「好きだって言うから。オレも好きだって返した」
    藤堂からしたら僥倖だった。最近気になる相棒から好意を伝えられて断る理由はない。むしろ千早も同じように思ってくれていたならこれ以上の幸運は無かった。
    この後藤堂のそんな思いを知る由もない千早に言うつもりはなかったので忘れてくださいと泣かれたのは予想外だったが、とにかく二人はこうして恋人関係となったのである。
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    こたつ

    DONE「マイペースかつ大胆にチョコを通して愛情表現をする鳴 × うっかりチョコを買ってしまったけど、渡す=大好き宣言になってしまうのでは…と葛藤する保」が各々の距離感でバレンタインしたり、イチャイチャしてる甘めの話

    ・付き合ってから初めてのバレンタインを迎えた鳴保の話
    ・犬猿の頃の温度感を保ちつつも、仲良し&イチャついてる鳴保がいます

    当日には間に合わなかったけど、ハッピーバレンタイン!
    【鳴保】チョコレートディスタンスこれまでバレンタインに特別関心を寄せたことはなかった。
    毎年ある季節イベントの1つ。せいぜい、チョコに翻弄され乱闘を始める部下たちを眺めては、腹を抱えながら目尻に涙を浮かべるといったお笑いイベントみたいな立ち位置だった。
    そう、去年までは。
    まさか自分がチョコに振り回される側にまわる日が来るとは思っていなかった。




    有明りんかい基地の隊長室を眺めつつ、保科は布団の上で胡坐をかきながら思わず苦笑いをこぼした。
    ここが事件現場なら証拠だらけやな。

    電源が入ったままのゲーム機本体と、床に放置された別機種のコントローラー。腰高まで積まれたダンボールに占拠された部屋の中心にはシングル布団が敷かれ、掛け布団の上には脱ぎ捨てられていた隊服や部屋着がグシャリと山を作っている。
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