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Chemical_W12
MOURNINGぜんまい仕掛けのバラッド、その共鳴について不辜のサァカス ナイフノモツレ
GODARCA
現行× 未通過×
※捏造込みの小話。
ぜんばら通過1周年記念!両ロス忌!(遅刻)
ピーターとジュアンセの前日譚。
読みたい方は自己責任でyesをどうぞ。
※ほんの少しだけ、藺草さん探 鍵咲弥勒さんの匂わせがあります 1655
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DONE2024年2月25日ジェイルクwebオンリー「翡翠を照らすは焔の光」合わせの出オチゆるギャグまんが未満のやりとりです。掲載遅くなりすみません!ジェイルク○○しないと出られない部屋です。びっくりするくらい白いです! 7greensleevs00
DOODLEリクエスト短編。タル鍾。↓の話の続き。タルくんが死んだ先生の人形を愛でてる話。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20136267
瞬き 甘やかな香りが、風に乗って運ばれてくる。寒さの緩んだ、けれどもまだ冷ややかさを残す風は朝らしく澄んでいた。開け放した窓からは、白々と朝陽が差し込んでいる。
「お待たせ、先生」
厨房から寝室へ戻ってきたタルタリヤは、窓の前にある卓子へ二人分の茶と点心を置いた。昼に喫するものは飲茶と呼ばれるが、早朝の場合は早茶である。故郷スネージナヤにはない習慣で――タルタリヤが朝起きて口にするものと言えば硬い黒パンと、ほんの少しのジャム付きの紅茶だった――けれども今はすっかりこの朝食に慣れてしまった。
「せんせ、髪に花がついてるね」
椅子に腰をおろしながら、タルタリヤは先生と呼ぶ相手に微笑みかける。長く艶のある黒髪に、紅い花弁が数片散っていた。唇にさした紅と響き合い、常よりもどこか華やいだ雰囲気だ。
1780「お待たせ、先生」
厨房から寝室へ戻ってきたタルタリヤは、窓の前にある卓子へ二人分の茶と点心を置いた。昼に喫するものは飲茶と呼ばれるが、早朝の場合は早茶である。故郷スネージナヤにはない習慣で――タルタリヤが朝起きて口にするものと言えば硬い黒パンと、ほんの少しのジャム付きの紅茶だった――けれども今はすっかりこの朝食に慣れてしまった。
「せんせ、髪に花がついてるね」
椅子に腰をおろしながら、タルタリヤは先生と呼ぶ相手に微笑みかける。長く艶のある黒髪に、紅い花弁が数片散っていた。唇にさした紅と響き合い、常よりもどこか華やいだ雰囲気だ。
alcxdeepred
DONE🍙さんのバレンタイン🍫アラチャ絵を元にSSを書かせて頂いたものになります。ご厚意で此方にそっと置くことに致しました…!私の癖詰め合わせの妄想を最高に萌える漫画にしてくださったので、是非🍙さんの作品を見て頂きたいです!!!!!めちゃくちゃ良すぎて狂います!!!!!(語彙皆無)ハズビンまとめ2 | 🍙さんhttps://www.pixiv.net/artworks/116285574 4
𝟩𝟣
DOODLE付き合ったり別れたりドタバタする面倒くさいアルセノになる予定のもの①
「……お前、よく飽きないな。これで何回目だ?」
困惑、苛立ち、うんざり、少しだけ心配。偏った比率で入り混じった感情は合計すると十割が負の色をしていたが、そんな心境を態度に表しても、差し向かいの男は懲りた様子もなくいけしゃあしゃあと応じた。
「俺に聞かずとも、君も覚えているだろう。そんな質問しかないならさっそく本題に入るが」
セノが言ったのは「もういい加減にしろ」という意味だったが、アルハイゼンはそれを察した上で「しない」と返してきたようだった。これまで少なからず彼と言葉を交わしてきた経験からセノはそう解釈した。
セノの正面にはテーブルを挟んでアルハイゼンが座っている。必要以上に堂々とした男を横から茶化すように、酒場のテーブルの上では焼きたてのフィッシュロールが楽しげに湯気を立てていた。
12179困惑、苛立ち、うんざり、少しだけ心配。偏った比率で入り混じった感情は合計すると十割が負の色をしていたが、そんな心境を態度に表しても、差し向かいの男は懲りた様子もなくいけしゃあしゃあと応じた。
「俺に聞かずとも、君も覚えているだろう。そんな質問しかないならさっそく本題に入るが」
セノが言ったのは「もういい加減にしろ」という意味だったが、アルハイゼンはそれを察した上で「しない」と返してきたようだった。これまで少なからず彼と言葉を交わしてきた経験からセノはそう解釈した。
セノの正面にはテーブルを挟んでアルハイゼンが座っている。必要以上に堂々とした男を横から茶化すように、酒場のテーブルの上では焼きたてのフィッシュロールが楽しげに湯気を立てていた。
hiakari_pks
DONE❗️リクエスト❗️【幸せのはちみつりんごジャム】スグアオ成長ifです。
🌊📦でのリクエストありがとうございました!
「スグアオの新婚の甘々」を書かせていただきました☺️
甘々…になってますかね⁈りんごジャム一緒に食べてる仲良しな2人が見たくなっちゃいまして🍯🍎
幸せのはちみつりんごジャムトン、トン、トン——
グツ、グツ、グツ——
「……ん、結構上手く出来たべ。流石ばーちゃんのレシピだな、簡単で作りやすい」
手に持ったメモ紙を読んで、スグリは満足そうに微笑む。先週田舎から大量のりんごが届き、アオイと2人で毎日切って食べていたけれどなかなか減らなくて困っていた。
恐らくそうなるだろうと祖母は察していたのか届いた荷物の中には手書きのメモ紙も何枚か一緒に入っていて、内容は『りんごを使った料理のレシピ』と言うもの。
「このままあと20分くらい置いといて……」
「いい香り〜!」
「アオイ、おはよ」
「おはよう、スグリ! ねえねえ朝から何作ってるの?」
キッチンから香る甘い匂いに誘われて、アオイが起きて来た。ピョコンと跳ねた寝癖とまだ眠たそうな顔が可愛らしい。
2135グツ、グツ、グツ——
「……ん、結構上手く出来たべ。流石ばーちゃんのレシピだな、簡単で作りやすい」
手に持ったメモ紙を読んで、スグリは満足そうに微笑む。先週田舎から大量のりんごが届き、アオイと2人で毎日切って食べていたけれどなかなか減らなくて困っていた。
恐らくそうなるだろうと祖母は察していたのか届いた荷物の中には手書きのメモ紙も何枚か一緒に入っていて、内容は『りんごを使った料理のレシピ』と言うもの。
「このままあと20分くらい置いといて……」
「いい香り〜!」
「アオイ、おはよ」
「おはよう、スグリ! ねえねえ朝から何作ってるの?」
キッチンから香る甘い匂いに誘われて、アオイが起きて来た。ピョコンと跳ねた寝癖とまだ眠たそうな顔が可愛らしい。
Sayu_2l
DOODLE問:男は建築デザイナーである。依頼人との打ち合わせの際、昼食のカレーを頂くことになった。しかし彼はそれを食べるやいなや、慌てて家に帰った。何故彼は家に帰ったのだろうか?バレンタインカヴェアル この家にはカレーの味が二つある。
スメールにおけるカレーとは家庭料理の代名詞と言っても過言ではない。匂いを嗅げばどこの家のカレーかわかる、と言うくらいだ。どこの家庭にもその家の味というものがある。その中でこの、アルハイゼンとカーヴェが暮らす家には二つの味がある。
一つ目はそれぞれを形成するに至った二つの味を上手く調和させた味である。アルハイゼンの祖母が教えたカレー、カーヴェの母が教えたカレー、その二つが混ざったものが普段、二人が作る味である。基本的にこの家で作られるカレーはこちらだ。
もう一つはふと忘れた頃に出てくる、年に一度くらいの間隔で出てくる知らない味である。ベースは二人で作ったカレーなのだが、謎の隠し味が仕込まれているのだ。それを作るのはアルハイゼンである。カーヴェはその隠し味が何なのか、何故突然そちらの味を作るのか全く知り得ない。ただアルハイゼンという男は案外気まぐれな男である。そういうこともあるか、と出てくる度に受け流していた。
2350スメールにおけるカレーとは家庭料理の代名詞と言っても過言ではない。匂いを嗅げばどこの家のカレーかわかる、と言うくらいだ。どこの家庭にもその家の味というものがある。その中でこの、アルハイゼンとカーヴェが暮らす家には二つの味がある。
一つ目はそれぞれを形成するに至った二つの味を上手く調和させた味である。アルハイゼンの祖母が教えたカレー、カーヴェの母が教えたカレー、その二つが混ざったものが普段、二人が作る味である。基本的にこの家で作られるカレーはこちらだ。
もう一つはふと忘れた頃に出てくる、年に一度くらいの間隔で出てくる知らない味である。ベースは二人で作ったカレーなのだが、謎の隠し味が仕込まれているのだ。それを作るのはアルハイゼンである。カーヴェはその隠し味が何なのか、何故突然そちらの味を作るのか全く知り得ない。ただアルハイゼンという男は案外気まぐれな男である。そういうこともあるか、と出てくる度に受け流していた。