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    YNG

    Meow_Atom_No_17

    DOODLEこちらのyngさんの素敵イラストからの作品です
    https://twitter.com/yng_pkmn/status/1349280312606429185?s=20

    誰か似たお話を書いていらっしゃったらすみません……。割とすぐ記憶喪失してしまうので……。
    楽しい時間はあっという間で、お昼休みももう終わる。どこかへ行っていたクラスメイト達もほとんど教室に帰ってきていて、ずいぶんと騒がしい。
     ユウリの正面に座ったマリィが、ポッキーを袋から一本取り出しながら言った。
    「そういや知っとる?」
    「何をー?」
     ポッキーをパリポリとご相伴に与るユウリの暢気な表情は、マリィの「ホップに好きな人がいるらしいって話」という衝撃的な言葉で凍り付いた。
    「えっな、何?」
    「ホップに好きな人がいるらしいって話」
    「違う、聞こえた。そうじゃなくって」
     ユウリは、まって、と片手で眉間を抑え、マリィの目の前にもう片方の手を上げた。
     なんだって? ホップに。どのホップだ? 知ってるのは一人しかいないけど、あのホップに? 好きな人が。好きってどういう好き? 噂になるくらいだから、恋人の好きだよね? まさか。いや、本当に? らしい、だけど。
     ユウリはポッキーと共に、何とかその内容を飲み込んだ。彼女が「わかった、おーけー……」と返事を絞り出したのを、マリィは訝し気な顔でじっと見つめた後に、ゆっくりと口を開く。
    「ユウリ、先週の金曜にあたしと一緒に帰って、駅前のハート 1370