mami
xx_mami_xx
DOODLE適当な一次創作(?)を雑多にまとめておきます・表情がわかりにくいアクマちゃん
・追放された腹黒聖女ちゃんが通りすがりの魔王にスカウトされる話(https://twitter.com/xx_mami_xx/status/1495063280439918593)
・逆ハーレムBL(https://twitter.com/xx_mami_xx/status/1626271937369628672) 5
Satsuki
DONEイベントでエアスケブリクエストいただいたレトユリです。支援Aでお互いの気持ちが分かっているくらいのお茶会の話。MAMIさんリクエストありがとうございました!221110やっと見つけたユーリスは、珍しく軽装だった。彼らしい薄鼠色のシャツを着て、腰に短剣を下げている。片手には小さな花束を下げて、ベレトを見かけると、少し早足に近づいて来た。
「よお先生。あんたも買い物か?」
「ユーリス、偶然だな。きみは今戻ったところ?」
ガルグ=マクの市場は今日もほどほどに賑わっている。ベレトは脇に紙袋を抱えて、ユーリスをまじまじと見た。長い髪は今日もつやつやと両肩に遊んでおり、化粧の施された両目は悪戯っぽく微笑んでベレトを見ている。もしかしたら、誰かと会って来た帰りなのかもしれない。およそ彼の持ち物らしくない花束と、どこかうきうきとした様子がそう思わせた。誰かと楽しい時を過ごし、花を受け取って帰って来たところなのだとしたら、相手は誰だろう。そう考えるより先に、鼻を利かせたユーリスが、ベレトの持つ紙袋から漂う甘い匂いを嗅ぎつけた。
4137「よお先生。あんたも買い物か?」
「ユーリス、偶然だな。きみは今戻ったところ?」
ガルグ=マクの市場は今日もほどほどに賑わっている。ベレトは脇に紙袋を抱えて、ユーリスをまじまじと見た。長い髪は今日もつやつやと両肩に遊んでおり、化粧の施された両目は悪戯っぽく微笑んでベレトを見ている。もしかしたら、誰かと会って来た帰りなのかもしれない。およそ彼の持ち物らしくない花束と、どこかうきうきとした様子がそう思わせた。誰かと楽しい時を過ごし、花を受け取って帰って来たところなのだとしたら、相手は誰だろう。そう考えるより先に、鼻を利かせたユーリスが、ベレトの持つ紙袋から漂う甘い匂いを嗅ぎつけた。