akiranhina
TRAININGあなたのゲ千さんは『しつこい男は嫌いよ』をお題にして140字SSを書いて下さい。千空ちゃんがしつこい!あんまりしつこい男は嫌われるんだからねキスの合間に触れてくる手のひらは臆病なまでに慎重に体の形を辿る。
脇は弱いので掠めるたびにビクビクと肩が跳ねた。
首筋から、肩、胸、臍、そしてもっと奥。
「ちょいちょいちょいぃ」
「どんな鳴き声だ、てめぇ」
ブハッと吹き出す千空を制止した。まだしつこく唇を寄せるので怒る。
136脇は弱いので掠めるたびにビクビクと肩が跳ねた。
首筋から、肩、胸、臍、そしてもっと奥。
「ちょいちょいちょいぃ」
「どんな鳴き声だ、てめぇ」
ブハッと吹き出す千空を制止した。まだしつこく唇を寄せるので怒る。
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TRAININGあなたの“ゲ千”でのお題は《聞かれたくない》です。前髪、ぱっつんに切り揃っちゃいました。
ほら、笑う。だから逃げたかったのに。聞かれたくないことほど漏れるもので失言は取り戻せない。
ああ、振り返るのはかなり怖い。なんで居るかな。
「おい、ゲン。こっち向け」
「拒否しまぁーす」
「テメェに拒否権なんざあるか。いいからこっち向け」
あぁあ。しばらく司帝国跡地の見回りとかで会わないようにしたかったのに。
137ああ、振り返るのはかなり怖い。なんで居るかな。
「おい、ゲン。こっち向け」
「拒否しまぁーす」
「テメェに拒否権なんざあるか。いいからこっち向け」
あぁあ。しばらく司帝国跡地の見回りとかで会わないようにしたかったのに。
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TRAININGゲ千さんは【満更でもない】をお題にして、140字以内でSSを書いてください。「それならそれでいいがな」離れてみて分かったことがある。
ゲンがどれだけ千空を一番に思っていたか。
冗談めかして『テメェは俺の嫁かよ』というと満更でもない表情で笑う。
怒ってこないから千空の方が赤くなった。そうすると、少し慌てて『そう言うのじゃないからって』と言い訳がましいセリフが出てくる。
「そうかよ」
140ゲンがどれだけ千空を一番に思っていたか。
冗談めかして『テメェは俺の嫁かよ』というと満更でもない表情で笑う。
怒ってこないから千空の方が赤くなった。そうすると、少し慌てて『そう言うのじゃないからって』と言い訳がましいセリフが出てくる。
「そうかよ」
akiranhina
TRAININGゲ千へのお題は〔手を取る〕です。〔会話文のみ禁止〕かつ〔キーワード「心臓」必須〕で書いてみましょう
テーマ前段じゃん。手も取ってないぞ、だメンタリスト。
でもまあ、覚悟を決めたことには百億万点やるよ、ゲン。
指輪を贈る柄じゃない。柄じゃないことは自分自身が一番よく分かってる。
ここぞという時、俺はちゃんと出来ていたのに。マジシャンだからポーカーフェイスはお手の物だし、メンタリストとしてセルフコントロールだってちゃんと出来る。
でも、今、顔が紅潮するのを止められないし、言葉もうまく紡げない。
138ここぞという時、俺はちゃんと出来ていたのに。マジシャンだからポーカーフェイスはお手の物だし、メンタリストとしてセルフコントロールだってちゃんと出来る。
でも、今、顔が紅潮するのを止められないし、言葉もうまく紡げない。
akiranhina
TRAININGゲ千へのお題は『冷えた肌、触れる熱』です。まだ清い仲のふたり。
恋と情は似て非なる純情科学少年は人肌が恋しいらしい。
共寝をするようになって気付いた。
たぶん、自分はもっと前から気付いていたのだろう。
そうして気付かぬふりをしていたのだ。
同衾して体温の高い彼から移る熱は心地よいけれど、それだけでないことが苦しい。
もう少しの間、荒ぶる欲に見ぬふりをする。
138共寝をするようになって気付いた。
たぶん、自分はもっと前から気付いていたのだろう。
そうして気付かぬふりをしていたのだ。
同衾して体温の高い彼から移る熱は心地よいけれど、それだけでないことが苦しい。
もう少しの間、荒ぶる欲に見ぬふりをする。
akiranhina
TRAININGゲ千へのお題は『冷えた肌、触れる熱』です。あがる熱ゲンの体温は低い。触れた肌はひんやりしている。
体温が低い人は心が暖かいなどというらしいが、体温と人の性根にどんな因果関係があるのか、簡潔にまとめたレポートなど存在しないだろう。つまり、嘘くせぇ。
素肌を重ねると熱が移るのかじわじわと暖かくなるのが嬉しくて積極的に彼に触れる。
138体温が低い人は心が暖かいなどというらしいが、体温と人の性根にどんな因果関係があるのか、簡潔にまとめたレポートなど存在しないだろう。つまり、嘘くせぇ。
素肌を重ねると熱が移るのかじわじわと暖かくなるのが嬉しくて積極的に彼に触れる。
akiranhina
TRAININGゲ千へのお題は『冷えた肌、触れる熱』です。「バカか、テメェは。雪山、舐めんな」「め、めんごー」真っ暗中で自分を掻き抱いて震えていた。
なぜ、こんなところに一人でいるのか。
なぜ、自分はこんなにも凍えているのか。
ふと鼻腔を擽る嗅ぎ慣れた匂いに気が緩んだ。
『あ、これ。千空ちゃんの匂いだ』
薬品の匂いだけどちょっとだけ安心する。
揺さぶられて浮上した意識に彼の顔が映った。
139なぜ、こんなところに一人でいるのか。
なぜ、自分はこんなにも凍えているのか。
ふと鼻腔を擽る嗅ぎ慣れた匂いに気が緩んだ。
『あ、これ。千空ちゃんの匂いだ』
薬品の匂いだけどちょっとだけ安心する。
揺さぶられて浮上した意識に彼の顔が映った。
akiranhina
TRAININGゲ千への今日のお題は《君に恋した夏を取り残して》ですお題が具体的すぎるとテーマからずれやすいのだなと、発見。
恋に恋するお年頃初夏の昼下がり。
心地よい風に誘われて木陰で休むゲンの元に科学王国の長がやってきた。
千空は太平楽にぷうぷうと寝息を立てて熟睡するマジシャンを見下ろして呆れたようにため息を吐く。
確かに木陰は涼しくて夏の日差しを適度に遮ってくれているようだが。
ふと悪戯心に唆されてキスを一つ。
139心地よい風に誘われて木陰で休むゲンの元に科学王国の長がやってきた。
千空は太平楽にぷうぷうと寝息を立てて熟睡するマジシャンを見下ろして呆れたようにため息を吐く。
確かに木陰は涼しくて夏の日差しを適度に遮ってくれているようだが。
ふと悪戯心に唆されてキスを一つ。
akiranhina
TRAININGゲ千さんは『貴方のココロがほしい』をお題にして140字SSを書いて下さい。コハクちゃんはゲ千を応援しています。
企むのは貴様の性だろうが過ぎれば拗れるぞこの頃、千空がよくゲンを見ているのに気付いた。
私が気付いたのだから周囲の機微に聡いあの蝙蝠男が気付かぬわけはない。
だが、常ならば歪みが生じる前にメンテナンスをするはずの男が一向に動かないのだ。
不思議に思っていると、視線に気付いた奴がこちらに視線だけ寄越した。
『なるほど』
139私が気付いたのだから周囲の機微に聡いあの蝙蝠男が気付かぬわけはない。
だが、常ならば歪みが生じる前にメンテナンスをするはずの男が一向に動かないのだ。
不思議に思っていると、視線に気付いた奴がこちらに視線だけ寄越した。
『なるほど』
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TRAININGあなたは【ゲ千】で【君に与えよう】というお題に沿って140字でSSを書きましょうふるとカラカラ音のする俺みたいな薄汚れた半端者でも、君が望んでくれるならいくらでも差し出すよ。
コーラは本当に嬉しかったし、君が見せてくれる過去の既知に隠された未知には驚かされてばかりだ。
俺の中のなけなしの真実をペラッペラな嘘に包んで忍ばせるよ。
俺が空っぽになるまで、どうか気付かずに受け取って。
139コーラは本当に嬉しかったし、君が見せてくれる過去の既知に隠された未知には驚かされてばかりだ。
俺の中のなけなしの真実をペラッペラな嘘に包んで忍ばせるよ。
俺が空っぽになるまで、どうか気付かずに受け取って。
akiranhina
TRAININGあなたのゲ千さんは【移り香】をお題にして、140字以内でSSを書いてください居ても居なくてもテメェの存在感はデケェな(移香はたぶん花の香り薬品の調合がひと段落したところに、スイカがラボを覗き込んだ。
「アレ?」
狭いラボを見回して首を捻る。
「どうしたんだ、スイカ」
薬品を一つ一つ確認しながら棚に戻していたクロムが尋ねる。
「ゲンがいると思ったのに。居ないんだよ?」
千空は少女の疑問に合点がいって苦笑いを浮かべた。
140「アレ?」
狭いラボを見回して首を捻る。
「どうしたんだ、スイカ」
薬品を一つ一つ確認しながら棚に戻していたクロムが尋ねる。
「ゲンがいると思ったのに。居ないんだよ?」
千空は少女の疑問に合点がいって苦笑いを浮かべた。
akiranhina
TRAININGあなたのゲ千さんは「でたらめ」をテーマに(しかしその語を使わずに)140字SSを書いてみましょう「で・た・ら・め・で・し・た・(笑)」
言葉遊び書置きが残されていたのは居間のテーブル、それからソファのクッションの下。
冷蔵庫のメモに紛れて一枚。洗面台のカップの底、危うく洗濯機の中からもう一枚救出した。家探ししてやると意味のないメモが出るは出るは。
暇なのか?似非マジシャン様は。楽しくなってきて出てきたメモを総合すると。
139冷蔵庫のメモに紛れて一枚。洗面台のカップの底、危うく洗濯機の中からもう一枚救出した。家探ししてやると意味のないメモが出るは出るは。
暇なのか?似非マジシャン様は。楽しくなってきて出てきたメモを総合すると。
akiranhina
TRAININGゲ千は『黄昏』と『永遠』を使って140字SSを書きましょう!科学王国の王様は格好いいゲンは壁一面に貼られた写真を眺めていた。ふと一枚の写真に目を止めて、じっと見つめていると後ろから声を掛けられた。
「それ、ゲンならどんなタイトルをつける?私は『黄昏』と思ってるんだけど」
南が会心の一枚よと笑う。
「俺なら…『永遠』かな」
太陽の沈み切った黄昏時に紛れる後ろ姿。
139「それ、ゲンならどんなタイトルをつける?私は『黄昏』と思ってるんだけど」
南が会心の一枚よと笑う。
「俺なら…『永遠』かな」
太陽の沈み切った黄昏時に紛れる後ろ姿。
akiranhina
TRAINING貴方は、ゲ千で『世界に反して生きてるのかも』をお題に140字のSSを書いてください。世界を書き換えてお前を迎えにいくあさぎりゲンが消えた朝、千空は決めたことがある。
彼の書き置きに「世界に反して生きていたのかもしれない」と綴られていたから。
ゲンの不安に気付けなかった後悔と、恋愛脳でおめでたかった自分と。
「俺の全てを暴いたくせに、テメェはそんなのを隠してやがったのか?ゲン」
だから。
136彼の書き置きに「世界に反して生きていたのかもしれない」と綴られていたから。
ゲンの不安に気付けなかった後悔と、恋愛脳でおめでたかった自分と。
「俺の全てを暴いたくせに、テメェはそんなのを隠してやがったのか?ゲン」
だから。
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TRAINING貴方はゲ千で『交換条件』をお題にして140文字SSを書いてください。襲い受け千空。
人生の等価交換といこうじゃねぇか、メンタリスト「こ、交換条件は?」
苦し紛れに出た言葉に自分で馬鹿と突っ込んだ。
まん丸に見開かれた赤い瞳に焦りまくったゲンの顔がある。
「何に対して条件つけてんだ?テメェに触れんのに条件いんのか、こら」
額同士をごつんと付き合わせて、間近で見る千空の顔にゲンは無条件降伏、白旗を挙げた。
137苦し紛れに出た言葉に自分で馬鹿と突っ込んだ。
まん丸に見開かれた赤い瞳に焦りまくったゲンの顔がある。
「何に対して条件つけてんだ?テメェに触れんのに条件いんのか、こら」
額同士をごつんと付き合わせて、間近で見る千空の顔にゲンは無条件降伏、白旗を挙げた。
akiranhina
MOURNING140字お題で考えたらテーマから逸脱しちゃったけど、勿体無いので上げておきます。恋心が追いついた好きだと告げたら断られた。
誰か好きな奴がいるのか?と聞けば、居ないよーと軽く返ってくる。
それなら俺と付き合えばいいじゃねぇーかと提案したが素気無く断られた。
言葉を巧みに操るあいつからすれば俺の言葉は信じられないのだろう。
今まで恋愛脳を否定してきたツケがこんな形でやって来た。
141誰か好きな奴がいるのか?と聞けば、居ないよーと軽く返ってくる。
それなら俺と付き合えばいいじゃねぇーかと提案したが素気無く断られた。
言葉を巧みに操るあいつからすれば俺の言葉は信じられないのだろう。
今まで恋愛脳を否定してきたツケがこんな形でやって来た。
akiranhina
TRAININGあなたは【ゲ千】で【妖精のしわざ】というお題に沿って140字でSSを書きましょう「ぁ?そりゃぁ、妖精のしわざっつうんだ」「あの子はきっとチェンジリングなのよ」
聞き慣れない言葉にゲンは首を傾げた。
公園によくあるママ友の輪の中で上がった話題だ。
ゲンはたまたまその近くに居てその言葉を耳が拾った。
子供の好奇心で話題の主に直接尋ねる。
白菜の王子様みたいな少年は耳を穿りながらきちんと答えてくれた。
139聞き慣れない言葉にゲンは首を傾げた。
公園によくあるママ友の輪の中で上がった話題だ。
ゲンはたまたまその近くに居てその言葉を耳が拾った。
子供の好奇心で話題の主に直接尋ねる。
白菜の王子様みたいな少年は耳を穿りながらきちんと答えてくれた。
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SPOILERあなたは『何処にもいない』でゲ千の140字SSを書いてください。飽きたわけじゃないんですぅ(鳴き声
声?(コエダケガ140字で続けるのが辛いのでネタバレの回。
何が原因か不明ですが、同じ場所に存在するのに互いを認識できない。
認識できないからもちろん触れ合うこともできない。ただ声だけが携帯電話を通して交わすことができた。
以上に加速された時間の中へ紛れ込んだゲンの命は千空たちの正常空間へ帰還できなければ後6時間で塵なってしまう。
千空はどうにかしてゲンを助けようとするが刻々と時間は過ぎていく。
「千空ちゃん。もういいよ」
「諦めんな。俺が必ず助ける」
「うん。千空ちゃんが言うなら信じられる。でも、時間は待ってくれないでしょ?」
「ダメだ。…帰ってこい、ゲン。俺はまだテメェに言いたいことがっっ」
段々と力なく枯れた声に変化していくゲンの言葉に、彼に死が近付いているのをひしひしと感じる千空。
723何が原因か不明ですが、同じ場所に存在するのに互いを認識できない。
認識できないからもちろん触れ合うこともできない。ただ声だけが携帯電話を通して交わすことができた。
以上に加速された時間の中へ紛れ込んだゲンの命は千空たちの正常空間へ帰還できなければ後6時間で塵なってしまう。
千空はどうにかしてゲンを助けようとするが刻々と時間は過ぎていく。
「千空ちゃん。もういいよ」
「諦めんな。俺が必ず助ける」
「うん。千空ちゃんが言うなら信じられる。でも、時間は待ってくれないでしょ?」
「ダメだ。…帰ってこい、ゲン。俺はまだテメェに言いたいことがっっ」
段々と力なく枯れた声に変化していくゲンの言葉に、彼に死が近付いているのをひしひしと感じる千空。
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TRAININGゲ千へのお題は『息を切らして駆けつけた。』から始まる文章です。も一つ同題。
ありがとな息を切らして駆けつけると、手術中のライトが消えてストレッチャーが運び出されるところだった。
白い布が顔にかけられているのを見て足から力が抜けた。
「おぉ、メンタリスト様。お早いご登場じゃねぇーか」
どこもかしこも白い廊下をぼんやりと見ていたゲンは声のする方へ顔を向けた。
「ばか」
140白い布が顔にかけられているのを見て足から力が抜けた。
「おぉ、メンタリスト様。お早いご登場じゃねぇーか」
どこもかしこも白い廊下をぼんやりと見ていたゲンは声のする方へ顔を向けた。
「ばか」
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TRAININGゲ千へのお題は『息を切らして駆けつけた。』から始まる文章です。なんでこの病室5階なんだよ、エレベーター待てなくって駆け上がったわ病室の引き戸は勢いよく開け放たれた。
真っ青な顔で病室を見回し、6人部屋の窓際に目当ての男を発見する。
「千空ちゃん?どしたの、そんなに汗掻いて」
どかどかと部屋を進んでベッドの傍に来客用の丸椅子を持ってきて陣取った。
「事故ったって聞いた」
「あぁーめんご」
安堵に眉が下がる。
140真っ青な顔で病室を見回し、6人部屋の窓際に目当ての男を発見する。
「千空ちゃん?どしたの、そんなに汗掻いて」
どかどかと部屋を進んでベッドの傍に来客用の丸椅子を持ってきて陣取った。
「事故ったって聞いた」
「あぁーめんご」
安堵に眉が下がる。
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TRAININGゲ千は回帰の意味を持つ「腹」へ、賭けに勝ってキスをします。この後、騎乗位でアンアンいうのは千空ちゃん。
マグロにご奉仕「ちょ、ちょっと。千空ちゃんっ」
「ぁ?」
煩わしそうに千空が顔を上げる。
「お腹壊しちゃうから、おへそ舐めないで」
「賭けに負けといて注文が多いなぁ、料理人か?てめぇは」
「ぐぅ」
悔しげに彼は口を尖らせる。
「マグロよろしく、ご奉仕されてろ」
千空は勝者の権利を行使した。
140「ぁ?」
煩わしそうに千空が顔を上げる。
「お腹壊しちゃうから、おへそ舐めないで」
「賭けに負けといて注文が多いなぁ、料理人か?てめぇは」
「ぐぅ」
悔しげに彼は口を尖らせる。
「マグロよろしく、ご奉仕されてろ」
千空は勝者の権利を行使した。
akiranhina
TRAININGゲ千へのお題は『伝えることのできない一言』です。あの時、伝えることのできなかった一言を告げる石神村で天文台をプレゼントした時、後悔した。
つい本音が溢れて、焦って千空ちゃんを誘導したけど、誤魔化せていなかった。
その後、しばらくして千空ちゃんから告白された。速攻断った。
怖かった。とにかく怖くて復興を機に逃げるように離れたのに。
20年めの春。観念した俺は彼に応える。
139つい本音が溢れて、焦って千空ちゃんを誘導したけど、誤魔化せていなかった。
その後、しばらくして千空ちゃんから告白された。速攻断った。
怖かった。とにかく怖くて復興を機に逃げるように離れたのに。
20年めの春。観念した俺は彼に応える。
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TRAININGゲ千さんは【30秒だけ黙って】をお題にして、140字以内でSSを書いてください若きメンタリストの叫び「おい。30秒経ったぞ」
うん。そうだよね。千空ちゃんはそう言う子だった。
そりゃあ、言いましたよ。『30秒だけ黙ってて』って。
だってグイグイくるんだもん。純情科学少年は封印中じゃなかったの?
イチゴ飴みたいな硬質で粘性を孕んだ熱烈な瞳に見つめられたら、処理落ちもやむなしよ!
139うん。そうだよね。千空ちゃんはそう言う子だった。
そりゃあ、言いましたよ。『30秒だけ黙ってて』って。
だってグイグイくるんだもん。純情科学少年は封印中じゃなかったの?
イチゴ飴みたいな硬質で粘性を孕んだ熱烈な瞳に見つめられたら、処理落ちもやむなしよ!
akiranhina
TRAININGあなたがゲ千で書く本日の140字SSのお題は『やっぱり忘れられない』ですもう一つ書いたけど、そっちはテーマから外れたので。
気の長い千空ちゃんのお話。
恋心との付き合い方好きだと告げたら断られた。
そうかとだけ言葉にして胸にぽっかり空いた穴を抱える。
それから復興で忙しく、あいつとも離れ離れになった。
お互い活動の場が違いすぎて会う機会もない。
出会って20年めの春。
通りを隔てた向こうにあいつが手を振る。
『あぁ、やっぱり忘れられない』
136そうかとだけ言葉にして胸にぽっかり空いた穴を抱える。
それから復興で忙しく、あいつとも離れ離れになった。
お互い活動の場が違いすぎて会う機会もない。
出会って20年めの春。
通りを隔てた向こうにあいつが手を振る。
『あぁ、やっぱり忘れられない』
akiranhina
TRAININGあなたは『何処にもいない』でゲ千の140字SSを書いてください千空と一緒に寝ているけど、触れ合いはない。
ただ寝具を連ねて寝ているだけの関係だよ。
ほんとだよ。
そして、また続いていたり…
ゲンが居ない朝、目が覚めると隣に寝ていたはずのゲンがいなかった。
用でも足しに行ったのか。
そう思ったが、胸の奥がざわざわとして落ち着かない。
昨夜は、千空の方が遅くに寝床に潜り込んだ。
その時ゲンは確かにそこに居た。
彼と共寝をするようになって千空は眠りが深くなったから気付かなかった?
138用でも足しに行ったのか。
そう思ったが、胸の奥がざわざわとして落ち着かない。
昨夜は、千空の方が遅くに寝床に潜り込んだ。
その時ゲンは確かにそこに居た。
彼と共寝をするようになって千空は眠りが深くなったから気付かなかった?
akiranhina
TRAININGあなたは『何処にもいない』でゲ千の140字SSを書いてくださいはじまり、そして続きそう(泣
誰もいなくなった朝、目が覚めたら一人だった。
隣の寝具にも、天文台の外にも、村の中にも、外にも。人ひとりいない。
それどころか生き物の気配すら感じられなかった。
まるで動物が全て死に絶えたかのような静寂に背筋を悪寒が走る。
石化から覚めた時は既に人が居たから、これほどまでの静謐さは初めての経験。
140隣の寝具にも、天文台の外にも、村の中にも、外にも。人ひとりいない。
それどころか生き物の気配すら感じられなかった。
まるで動物が全て死に絶えたかのような静寂に背筋を悪寒が走る。
石化から覚めた時は既に人が居たから、これほどまでの静謐さは初めての経験。
akiranhina
MOURNINGあなたはゲ千で【 すごい 】か【 吹き出す 】を使用した140字SSを書いてください『吹き出す』で挑戦。
ぼかして、潮◯き💕※しまった、【吹き出す】を使いそびれた!
いっそ、千空の初手のセリフを差し替えるか。
いや、純情科学少年が◯吹きなどと言う単語を知っているかどうか…ううむ。
情事とか自分で言うと小っ恥ずかしい(千空『なんだこれは、なんだ、なんなんだ』
腹の上がびしゃびしゃで、繋がった部分からじわじわと何かが侵食してくる。それは未知に対する恐れであり、既知に対する許諾であり。決して嫌悪するものではないのだが、唯一、見上げた男の顔が俺を不機嫌にさせた。情事の最中にする顔じゃないだろ、その面。
139腹の上がびしゃびしゃで、繋がった部分からじわじわと何かが侵食してくる。それは未知に対する恐れであり、既知に対する許諾であり。決して嫌悪するものではないのだが、唯一、見上げた男の顔が俺を不機嫌にさせた。情事の最中にする顔じゃないだろ、その面。
akiranhina
TRAINING貴方はゲ千で『最終手段』をお題にして140文字SSを書いてください。これは最終手段です(頸動脈を圧迫してオトした、三徹目の彼を寝かしつけるために両手で首に触れて何度か唇を擦り合わせる。
カサついて捲れた皮に少し顔を顰める。
これは唇のメンテが必要だと心に誓いつつ舌で唇の形を辿った。
うっすらと開いた隙間に舌をねじ込んで一気に口腔を蹂躙する。
キスに不慣れな彼の息が上がるのはすぐで、逃げる舌を追って絡めて吸い上げた。
137カサついて捲れた皮に少し顔を顰める。
これは唇のメンテが必要だと心に誓いつつ舌で唇の形を辿った。
うっすらと開いた隙間に舌をねじ込んで一気に口腔を蹂躙する。
キスに不慣れな彼の息が上がるのはすぐで、逃げる舌を追って絡めて吸い上げた。
akiranhina
TRAININGあなたはゲ千で『余計惨めになるじゃない』をお題にして140字SSを書いてください。よくある話「ここでさよならね」
なんでそんなに泣きそうな顔で笑うんだ。
「追ってこないでよ、優秀なメンタリストは廃業だから」
俺がテメェをメンタリストとしてだけ求めてたと思ってんのか?
「余計惨めになるじゃない。…コハクちゃんとお幸せに」
「はぁあ⁈ふざけんな!」
俺はゲンの誤解にキレた。
140なんでそんなに泣きそうな顔で笑うんだ。
「追ってこないでよ、優秀なメンタリストは廃業だから」
俺がテメェをメンタリストとしてだけ求めてたと思ってんのか?
「余計惨めになるじゃない。…コハクちゃんとお幸せに」
「はぁあ⁈ふざけんな!」
俺はゲンの誤解にキレた。
akiranhina
TRAINING貴方のゲ千は欲求の意味を持つ「喉」へ、愛の言葉を乞いながらキスをします。ロマンティックからはほど遠い紅い輝きに射抜かれてゲンは動くことができない。
「逃げねぇーのかよ」
ぎりぎりと奥歯を噛み締めた隙間から千空が唸る。
「俺を全部くれてやるから、テメェも全部、一切合切寄越しやがれ」
男前な言葉とは裏腹にゲンの手首を縫い留めた指先は震えている。
喉仏を舌で舐め上げ口付けられた。
138「逃げねぇーのかよ」
ぎりぎりと奥歯を噛み締めた隙間から千空が唸る。
「俺を全部くれてやるから、テメェも全部、一切合切寄越しやがれ」
男前な言葉とは裏腹にゲンの手首を縫い留めた指先は震えている。
喉仏を舌で舐め上げ口付けられた。
akiranhina
TRAININGあなたはゲ千で【 すごい 】か【 吹き出す 】を使用した140字SSを書いてください。ダメだ、エロいことしか思いつかない。
両方チョイスするには140字は足りなさすぎる。
吹き出すは供養で書こう。
はつもの千空は未知の感覚に慄いた。想像を軽く超えていた。
一番知らなかったのは見たこともない欲情したゲンの瞳に映り込む自分の表情。
普段の倒語はどこへやら『ヤバい』『すごい』と連呼するゲンに吹き出しそうになるのを堪えて背に腕を回す。
そして千空はもっと寄越せと腰を揺すった。
133一番知らなかったのは見たこともない欲情したゲンの瞳に映り込む自分の表情。
普段の倒語はどこへやら『ヤバい』『すごい』と連呼するゲンに吹き出しそうになるのを堪えて背に腕を回す。
そして千空はもっと寄越せと腰を揺すった。
akiranhina
TRAININGかなたのゲ千へのお題は〔ありふれたさよなら〕です。〔一人称視点禁止〕かつ〔音の描写必須〕で書いてみましょう。
ぐいっとか、ちゅーは音の描写に含みますか?(低姿勢
また明日出会うための『ありふれたさよなら』はその日特別になったバイバイと手を振るゲンの腕を掴む。
ぐいっと力強く引けば千空のミジンコ体力でも彼を引き戻すくらいのことはできた。
「なに?」
不思議そうに覗き込んでくるゲンに千空は自分の不可解な行動を説明できない。
「ちゅーしろ、また明日のっ」
見開かれたゲンの瞳に映るのは千空の赤い顔だった。
139ぐいっと力強く引けば千空のミジンコ体力でも彼を引き戻すくらいのことはできた。
「なに?」
不思議そうに覗き込んでくるゲンに千空は自分の不可解な行動を説明できない。
「ちゅーしろ、また明日のっ」
見開かれたゲンの瞳に映るのは千空の赤い顔だった。
akiranhina
MOURNING前回タイトル間違えてた!正確には『さ◯か◯窓の外◯は◯』が正しい。
◯川=ゲン、三◯=千空でトレス、第二弾。
今回は◯澤=龍水(リアリスト刑事)を配役しました。
いやん、原作がとってもえちなので、今回はえちになるかな? 1816
akiranhina
MOURNING貴方はゲ千で『空腹に効くクスリってありますか』をお題にして140文字SSを書いてください。再チャレンジしたが、何も始まらなかった…「空腹に効くクスリってありますか?」
少し舌足らずな声に振り返ると視界には誰も居なくて、視線を下げると先っぽが緑のふさふさした逆毛の子供が眉を下げて困り顔をしていた。
ゲンは首を傾げる。ここはコンビニで、ドラッグストアじゃない。そもそも空腹は薬で紛らわしてはダメだろう。
135少し舌足らずな声に振り返ると視界には誰も居なくて、視線を下げると先っぽが緑のふさふさした逆毛の子供が眉を下げて困り顔をしていた。
ゲンは首を傾げる。ここはコンビニで、ドラッグストアじゃない。そもそも空腹は薬で紛らわしてはダメだろう。
akiranhina
TRAINING貴方はゲ千で『空腹に効くクスリってありますか』をお題にして140文字SSを書いてください。空腹に効くお薬があります自分のお腹から可愛い音が鳴る。
同居人の彼は自分の思考に没入していて俺のことなんかそっちのけ。
少し前に傾いて露わになった首筋を吸い上げるとびくりと彼が震える。
「何してんだ、テメェ」
軽く運動してよりお腹を空かせた方がご飯も美味しいに違いない。
俺は企みを含ませ笑顔で提案した。
140同居人の彼は自分の思考に没入していて俺のことなんかそっちのけ。
少し前に傾いて露わになった首筋を吸い上げるとびくりと彼が震える。
「何してんだ、テメェ」
軽く運動してよりお腹を空かせた方がご飯も美味しいに違いない。
俺は企みを含ませ笑顔で提案した。
akiranhina
TRAINING貴方はゲ千で『寝惚けてた、寝惚けてたんです!』をお題にして140文字SSを書いてください。「寝惚けてた!寝惚けてたんだよ!」(いやいや、嘘でしょそれは(ニヤニヤ覚醒は速やかで。
視界を塞ぐ肌色に焦って、口も塞がっているから息が出来なくて。
『なんで?』と頭の中は疑問符に埋め尽くされた。
唇には柔らかい感触。驚愕に奥に引っ込んだ舌を突かれて混乱は増すばかり。
それでも応えて、絡めて、吸い上げて。
真っ赤なお顔の千空ちゃんは俺に。
135視界を塞ぐ肌色に焦って、口も塞がっているから息が出来なくて。
『なんで?』と頭の中は疑問符に埋め尽くされた。
唇には柔らかい感触。驚愕に奥に引っ込んだ舌を突かれて混乱は増すばかり。
それでも応えて、絡めて、吸い上げて。
真っ赤なお顔の千空ちゃんは俺に。
akiranhina
TRAININGゲ千で『幸せな結末』をお題に、140字でSSを書いてください。Oite Odayakani千空が縁側で庭を見ていた。
ゲンがやってきて湯呑みを傍に置く。
黙って湯呑みを掴んだ千空はふうふうと湯面を冷ましてから口を付ける。
ゲンも千空の横に並んだ。
膝を痛めてマジシャンを引退したゲンは千空と同居している。
二人は寄り添って庭を眺めた。穏やかな日々を噛み締めて。
135ゲンがやってきて湯呑みを傍に置く。
黙って湯呑みを掴んだ千空はふうふうと湯面を冷ましてから口を付ける。
ゲンも千空の横に並んだ。
膝を痛めてマジシャンを引退したゲンは千空と同居している。
二人は寄り添って庭を眺めた。穏やかな日々を噛み締めて。