春日井
PAST獪岳が知らない身体に乗り移ってしまい、現代に過ごしていた善逸と先生に拾ってもらう話。※虐待要素あり
※死ネタ要素あり
※不穏寄りな話
同人誌に収録した読み切りの再録。
死ネタ、現パロ寄りなので支部には載せずにこっそり公開します。
獪岳が知らない身体に乗り移ってしまい、現代に過ごしていた善逸と先生に拾ってもらう話。目を覚ました時、何かに閉じ込められているように真っ暗だった。
恐る恐る手を伸ばすとガシャリと柔らかい素材に触れる。両手を伸ばし、引き裂くように引っ張るとあっけなく破れた。
「なんだ、ここは……?」
何やら黒い袋のようなものに閉じ込められていたらしい。
破れた先から出ると、見た事の無い世界が広がっていた。見た事の無い建物、見た事の無い空へと伸びる筒、家のような形をしたもの……。
空は茜がかっている。
「綺麗、だな……」
ここが何処だかは分からないのに空は変わらない。なんだか久しぶりに空を見た気がする。
自分の胸に手を伸ばしぎゅっと握る。そこで初めて違和感に気付いた。
「なんか、小さく無いか……?」
まるで子供の手だ。いや、よく見るといつもより視界が低い気がする。
6104恐る恐る手を伸ばすとガシャリと柔らかい素材に触れる。両手を伸ばし、引き裂くように引っ張るとあっけなく破れた。
「なんだ、ここは……?」
何やら黒い袋のようなものに閉じ込められていたらしい。
破れた先から出ると、見た事の無い世界が広がっていた。見た事の無い建物、見た事の無い空へと伸びる筒、家のような形をしたもの……。
空は茜がかっている。
「綺麗、だな……」
ここが何処だかは分からないのに空は変わらない。なんだか久しぶりに空を見た気がする。
自分の胸に手を伸ばしぎゅっと握る。そこで初めて違和感に気付いた。
「なんか、小さく無いか……?」
まるで子供の手だ。いや、よく見るといつもより視界が低い気がする。