霧雨地獄
MOURNING九相図惨唄⚠️注意⚠️堕胎暗喩表現があるので苦手な人は見ないでね!
記録にも残されない無惨な堕胎方法。母の無念が九相図の呪いの根源だった・・
汞(みずがね)の丸薬…水銀中毒のような症状の毒
キセルでのヤケド…爛れ腐り落ちる症状の毒
花緑青を直接注ぎ込まれる…砒素中毒のような症状の毒
母の最期は小野小町謂れのススキ髑髏のオマージュです、イタイイタイと泣いていた…
※2023年7/1に本にしました!お手にとってくださった皆様ありがとうございました!! 10
warabi0101
PAST※転生パロ&捏造小学校の夏休み、お盆の夕暮れの海辺。不思議な男と出会う、少年壊相くんのお話。
ぼくの/なつや/すみ2のオマージュのような何かです。
(過去pixivに投稿したものです)
いつかまた陽は巡る(呪i胎九相i図)哀しいほどに赤い夕焼けだった。
橙色に染まった海から吹き上げる潮風が、防波堤の上を駆け抜けていく。
私は隣に置いた色鉛筆の箱が飛ばない様に軽く手で抑え、段差の下に垂らした脚をぬるい風が押すままにぶらぶらと揺らす。
強い風に目を覚ましてしまったのではと、隣で眠る弟の顔を覗き見る。弟は口をもごもごとさせているものの、コンクリートの上に横になり実に気持ちのよさそうに眠っていた。手に握っていた綺麗な貝殻がころりと転がる。今日はずいぶんと元気に遊んでいたからきっと疲れているのだろう。
愛しい弟の寝顔と髪を撫でる潮風と腰下のあたたかなコンクリートが心地よくて、ゆっくりと深呼吸をすると心臓の音がとくとくと聞こえた。
夕日がきらりと目に入る。
6363橙色に染まった海から吹き上げる潮風が、防波堤の上を駆け抜けていく。
私は隣に置いた色鉛筆の箱が飛ばない様に軽く手で抑え、段差の下に垂らした脚をぬるい風が押すままにぶらぶらと揺らす。
強い風に目を覚ましてしまったのではと、隣で眠る弟の顔を覗き見る。弟は口をもごもごとさせているものの、コンクリートの上に横になり実に気持ちのよさそうに眠っていた。手に握っていた綺麗な貝殻がころりと転がる。今日はずいぶんと元気に遊んでいたからきっと疲れているのだろう。
愛しい弟の寝顔と髪を撫でる潮風と腰下のあたたかなコンクリートが心地よくて、ゆっくりと深呼吸をすると心臓の音がとくとくと聞こえた。
夕日がきらりと目に入る。