りおりん🐣
DONEリヴァハンワンライbotお題「桜」戦後if初めて書きました。初めリヴァが墓前で号泣的な凄惨な話しか思いつかなかったのですが、ハピエン降りてきて良かったです。安藤i裕子さんの「のうぜんiかつら」で書いたのですが、お題にならないマイナーな花なので桜に変換。でも本当はのうぜんかつらの方が好き。Cherry Blossoms—撫ぜて 優しく さくらの花びらみたいに
春の季節の変わり目は、体調を崩して通院してくる患者さんが多く、忙しい一日だった。
やっと日勤が終わって病院を出ると、門の見事な桜の樹の下で手を振る父娘に、自然と口もとが綻ぶ。
「リヴァイ、サシャ、ただいま!迎えに来てくれたの?」
「うん。サシャ、パパにアイスを買ってもらってお散歩してここに来たの」
「パパは本当にサシャに甘いなあ」
「…たまにはいいだろう。な、サシャ」
抱かれた娘が、パパ大好きと頭に抱きつく。我が娘ながら3歳なのにもう父親を掌握している。
リヴァイの3本の指がふいに私の頭を撫ぜた。
「花弁が髪についてる」
節くれだった固い指が優しく髪を撫ぜてくれる。
「パパ、ママにいい子いい子するの?サシャもするー」
1077春の季節の変わり目は、体調を崩して通院してくる患者さんが多く、忙しい一日だった。
やっと日勤が終わって病院を出ると、門の見事な桜の樹の下で手を振る父娘に、自然と口もとが綻ぶ。
「リヴァイ、サシャ、ただいま!迎えに来てくれたの?」
「うん。サシャ、パパにアイスを買ってもらってお散歩してここに来たの」
「パパは本当にサシャに甘いなあ」
「…たまにはいいだろう。な、サシャ」
抱かれた娘が、パパ大好きと頭に抱きつく。我が娘ながら3歳なのにもう父親を掌握している。
リヴァイの3本の指がふいに私の頭を撫ぜた。
「花弁が髪についてる」
節くれだった固い指が優しく髪を撫ぜてくれる。
「パパ、ママにいい子いい子するの?サシャもするー」