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MOURNING特に意味のない短編シリーズ身体中に傷のあるクリストフとそんな彼に寄り添うアナのマジでみじかーいお話
ラブラブだけど地味に最後のアナちゃん怖ッ
アナ雪短編シリーズ「クリストフの身体って傷だらけよね……」
そう言いながらアナは無駄だと分かっていても、古傷と思われる場所に医師から処方された軟膏を塗りたくる。
「まあ、狼と戦ったりするしな」
クリストフはアナに背を向けたままそう言っては鼻で笑っているが、アナは真顔のまま彼の背中、肩、普段は髪で隠れて見えない首元を見ては口の端をぐっとつり上げた。
確かに狼に噛まれた痕とかあるが、それ以外の古傷もある。傷自体はよく見ないと分からない程に薄くなってはいるが、形状からして明らかに折檻で出来た傷だ。
「嘘でしょ?過去に誰かにいじめられたりとかしてない?」
「………さあ」
クリストフは自分の幼少期を一切語らない。聞いても語ろうとはしない。
955そう言いながらアナは無駄だと分かっていても、古傷と思われる場所に医師から処方された軟膏を塗りたくる。
「まあ、狼と戦ったりするしな」
クリストフはアナに背を向けたままそう言っては鼻で笑っているが、アナは真顔のまま彼の背中、肩、普段は髪で隠れて見えない首元を見ては口の端をぐっとつり上げた。
確かに狼に噛まれた痕とかあるが、それ以外の古傷もある。傷自体はよく見ないと分からない程に薄くなってはいるが、形状からして明らかに折檻で出来た傷だ。
「嘘でしょ?過去に誰かにいじめられたりとかしてない?」
「………さあ」
クリストフは自分の幼少期を一切語らない。聞いても語ろうとはしない。