mitotte_kazu
PASTおだまりインタージェクト(物理)を教えるアルバートと若葉戦士の🐇さんのお話戦士「……始めたのか」
見てみて!と嬉しそうに斧を構えるヴィエラにアルバートは溜息混じりに呟いた。弾むように頷いた彼女のレベルを確認し、結構頑張ってきたな、と感心する。
「慣れてきたか?」
「全然!」
間髪入れず無邪気な笑顔と共に返された彼女の言葉に頭を押さえた。察しが良いとは言い難いアルバートでも、彼女が次に放つ言葉の予想はついた。
「教えるっつってもなぁ……」
広大なノルブラントの一角で斧を振るうヴィエラを見守りながらアルバートが呟いた。
「敵が出たらぐわっと殴って敵視を取って、死なないように味方を守るだけだぞ?」
「簡単に言う……」
敵の向きとか難しいじゃん、と唇を尖らせた彼女によくそこまでレベルを上げられたな、と揶揄うような口調で彼が笑う。
1286見てみて!と嬉しそうに斧を構えるヴィエラにアルバートは溜息混じりに呟いた。弾むように頷いた彼女のレベルを確認し、結構頑張ってきたな、と感心する。
「慣れてきたか?」
「全然!」
間髪入れず無邪気な笑顔と共に返された彼女の言葉に頭を押さえた。察しが良いとは言い難いアルバートでも、彼女が次に放つ言葉の予想はついた。
「教えるっつってもなぁ……」
広大なノルブラントの一角で斧を振るうヴィエラを見守りながらアルバートが呟いた。
「敵が出たらぐわっと殴って敵視を取って、死なないように味方を守るだけだぞ?」
「簡単に言う……」
敵の向きとか難しいじゃん、と唇を尖らせた彼女によくそこまでレベルを上げられたな、と揶揄うような口調で彼が笑う。
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PAST上げた日がネタバレになるアルバートと🐇さんの話甘味の味見 美味しそうに焼き菓子を頬張るヴィエラをアルバートは眺めていた。クリスタリウムの住民の頼まれごとに快く協力し、その中でお礼にどうぞ、と渡されたものだった。
「美味そうに食うな」
丁寧に淹れられた紅茶と共に大切に焼き菓子を味わっていた彼女に声をかけると一度深く頷かれた。慌てたように口内のものを咀嚼し飲み込もうとする彼女にゆっくり食べてくれたらいい、と掌を見せてアルバートは笑いかける。再度頷き返した彼女が紅茶を一口飲んで満足げに溜息を吐いた。
「好きなんだよねぇ」
こういうお菓子。幸せそうに頬を緩めて歌うようにヴィエラは言った。あぁ、と頷いてアルバートは返す。
「女子はそういうの好きだからな」
そうそう、と頷いて彼女は続ける。
825「美味そうに食うな」
丁寧に淹れられた紅茶と共に大切に焼き菓子を味わっていた彼女に声をかけると一度深く頷かれた。慌てたように口内のものを咀嚼し飲み込もうとする彼女にゆっくり食べてくれたらいい、と掌を見せてアルバートは笑いかける。再度頷き返した彼女が紅茶を一口飲んで満足げに溜息を吐いた。
「好きなんだよねぇ」
こういうお菓子。幸せそうに頬を緩めて歌うようにヴィエラは言った。あぁ、と頷いてアルバートは返す。
「女子はそういうの好きだからな」
そうそう、と頷いて彼女は続ける。