nekohiyuu
DONE #ごちゃまぜLOM の4.5話のジュン視点だったりします。ジュンから見たシオンくんはとても優しい子です。
だからこそ他の子より嫌われるのが怖かったらしいですよ。
ごちゃLOM裏4.5話?「さてと。今のうちに……」
双子の弟子たちに時折するように果樹園での収穫を任せ、ジュンはそのまま家の裏手へと足を向けた。
ほんの少し重い足取りでホームを支える大樹に沿って歩けば、あまり日の当たらぬそこでも繁茂した雑草とちょっとしたゴミ箱にしている樽の後ろに隠れて鈍く光るガラクタ……つい昨日までは大剣と呼ばれていたものが転がっていた。
キョロキョロと周囲を見渡して人目がないことを改めて確認してからジュンはそれに目を落とす。
「またやっちゃったな、予備ももうあと一振りしかなかったのに」
つぶやきながら折れた刀身と柄の部分を拾い上げてみれば見た目にふさわしいずしりとした重量がジュンの手にかかる。
並の人間なら到底振り回すどころか持ち上げるのにも苦労するはずのそれは、それでもジュン本人にとってはまあまあ取り回しのいい重さでしかない。
5070双子の弟子たちに時折するように果樹園での収穫を任せ、ジュンはそのまま家の裏手へと足を向けた。
ほんの少し重い足取りでホームを支える大樹に沿って歩けば、あまり日の当たらぬそこでも繁茂した雑草とちょっとしたゴミ箱にしている樽の後ろに隠れて鈍く光るガラクタ……つい昨日までは大剣と呼ばれていたものが転がっていた。
キョロキョロと周囲を見渡して人目がないことを改めて確認してからジュンはそれに目を落とす。
「またやっちゃったな、予備ももうあと一振りしかなかったのに」
つぶやきながら折れた刀身と柄の部分を拾い上げてみれば見た目にふさわしいずしりとした重量がジュンの手にかかる。
並の人間なら到底振り回すどころか持ち上げるのにも苦労するはずのそれは、それでもジュン本人にとってはまあまあ取り回しのいい重さでしかない。
nekohiyuu
DONEツイッタくんで #ごちゃまぜLOM のタグで遊んでるついでに自分ちの女主紹介みたいなお話。多分タグの時間軸より少し前のお話だから、しちろさんちのシオンくんはいない。
あと普通にW主と瑠璃パ前提。
そんな感じの女主とパール様初対面なお話。
女主の名前はユノ。
支部には設定等落としてないし主人公達の名前も出してないのでこちらに
ちょっとしたお留守番と彼の話ユノがジュンといわゆる恋人と呼ばれるようになってしばらく。
ユノは以前と変わらず踊り子として旅を続けながら、時たまジュンの家にやってくる生活をしていた。
やってくるときはペリカンに手紙を託すこともあるが、それは常のことではなく予告なくやってくる場合もある。
それはふと会いたくなったからとか、手紙が届くより近場にいたりするからとか。
少し彼の驚く顔が見たいとか、そういった理由である事が多い。
素直に驚き、喜びを露わにしてくれるジュンがユノは好きだ。
というわけで本日もそのような形でこの家を訪れたのだが、タイミングが悪かったらしい。
彼女が家につくと同時に、慌ただしくこの家の住人である彼と弟子の双子、それから彼の親友の4人が飛び出してきたのだ。
5414ユノは以前と変わらず踊り子として旅を続けながら、時たまジュンの家にやってくる生活をしていた。
やってくるときはペリカンに手紙を託すこともあるが、それは常のことではなく予告なくやってくる場合もある。
それはふと会いたくなったからとか、手紙が届くより近場にいたりするからとか。
少し彼の驚く顔が見たいとか、そういった理由である事が多い。
素直に驚き、喜びを露わにしてくれるジュンがユノは好きだ。
というわけで本日もそのような形でこの家を訪れたのだが、タイミングが悪かったらしい。
彼女が家につくと同時に、慌ただしくこの家の住人である彼と弟子の双子、それから彼の親友の4人が飛び出してきたのだ。
nekohiyuu
SPOILERしちろさんとのコラボ企画、#ごちゃまぜLOM 第二話のちょっとした裏側、お茶の時間二日目、挙動不審のジュン視点です。設定でこぼしていますが、子どもの頃に父親に続いて母親が蒸発したジュンは、それを自分が悪い子だったせいだと思っています。
そんなトラウマの話でした。
ジュンとシオンくんの裏側。「ジュンくん、子どもの頃にこの家に引っ越してきたんだって?」
急に掛けられた言葉にヒュッと喉が鳴った。
きっと、なんでもない質問だったんだろう。
でも急に体の中に氷を詰め込まれた気になった。
息が詰まって頭の中が真っ白になる。
なんで、僕のことなんて何も知らないはずの彼が、なんで僕がここの子ではないと知っているんだろう。
「あ、えっと、その」
うまく言葉がでてこない、何か言わなきゃいけないのに。
普通の話題のはずなんだ、「普通の人」にとっては。
でも、僕は。
「あ、えっと、うん。それ、どこで?」
違う、それを聞きたいんじゃない、これは普通の会話じゃない。
でももう口から出てしまった言葉は引っ込まないからどうしようもない。
880急に掛けられた言葉にヒュッと喉が鳴った。
きっと、なんでもない質問だったんだろう。
でも急に体の中に氷を詰め込まれた気になった。
息が詰まって頭の中が真っ白になる。
なんで、僕のことなんて何も知らないはずの彼が、なんで僕がここの子ではないと知っているんだろう。
「あ、えっと、その」
うまく言葉がでてこない、何か言わなきゃいけないのに。
普通の話題のはずなんだ、「普通の人」にとっては。
でも、僕は。
「あ、えっと、うん。それ、どこで?」
違う、それを聞きたいんじゃない、これは普通の会話じゃない。
でももう口から出てしまった言葉は引っ込まないからどうしようもない。