企画倉庫
DONE企画内イベント「地底桜に攫われる!」の自機達の行動SSその2です!幻覚、流血描写、人体変貌などがあります。
激怒る犬神、選択ぶ蝙蝠、微笑う鬼左腕をチェーンソーに代えた呪具は、自らの体で敵の攻撃を受けながら、攻撃を繰り出した枝を切り落としていく。回る骨の鎖は吸血桜の体を抉り千切って、内側の赤々とした欠片を散らしていく。勿論呪具の青年も完全な無傷ではなく、刺し貫かれた肌の内側からぽたぽたと赤色の体液が零れている。最初こそ星空じみた闇と煌めきで包まれた肉体も、内側は生きた人間とさして変わらない構造になっている。彼は別段、無痛でも無敵でもない。
(動けない程度じゃないけど、煩わしくはあるかな)
ならば攻撃を受けずに先手を打てば良いのだろうが、そこに思考が剥かないのは自分の暴力性への無意識の嫌悪があるからだろう。元は人間であった呪具、梔子は分かりやすく傷を負わない限り悪意を返すことが不得手である。
4094(動けない程度じゃないけど、煩わしくはあるかな)
ならば攻撃を受けずに先手を打てば良いのだろうが、そこに思考が剥かないのは自分の暴力性への無意識の嫌悪があるからだろう。元は人間であった呪具、梔子は分かりやすく傷を負わない限り悪意を返すことが不得手である。
企画倉庫
DONE #むほシナ_新春大暴祭お祭りにて書かせて頂きました!
よその子さんとの交流絵とSSです!
四六さん【@9376Hatks】
ツチグモさん【@Kbkbr666】
朱鳥さん【@k5a3m4a2】
凱亜さん【@ukaisun0907】 20
uronubed
DOODLEまたしてもキャラクターシートが追いついていないのでポイピクに一時格納。饕餮さんとの交渉編。言論バトル、いくぞーーッッッ!!!
お借りしました
└饕餮さん
└巴蛇さん
└四六法師さん
└蕚蓮ちゃん
└無禮咬ちゃん
※のちほどCSが出せたらNizitsukuにも格納予定です。
天に呪舞、地に遊行 真っ赤な天鵞絨の天蓋を先頭にした小さな集団はその容姿の異様さも相まってさながら旧正月の龍の出し物のようであった。
角ある竜。妖艶な蛇とその従者。長い胴をくねらす奇蟲の武侠。可憐な少女と異邦が交わりたる有様に近隣の家々はおそるおそるその行列を眺めている。
しずしずと歩む行列はかつては色とりどりな彩色がなされたであろう階段を登り、厳かな霊廟が見えてきていた。誰を祀った者かは今は誰もが口にする事はない。死人に口はなく、四凶が表玄関に使っているなら尚更だ。今語られるべきはそれが桃や蓮の意匠に彩られた四凶が浄土の一角であるという事だけである。
「まったくそれにしても貴女はいったい何処から来たと言うのです?」
4476角ある竜。妖艶な蛇とその従者。長い胴をくねらす奇蟲の武侠。可憐な少女と異邦が交わりたる有様に近隣の家々はおそるおそるその行列を眺めている。
しずしずと歩む行列はかつては色とりどりな彩色がなされたであろう階段を登り、厳かな霊廟が見えてきていた。誰を祀った者かは今は誰もが口にする事はない。死人に口はなく、四凶が表玄関に使っているなら尚更だ。今語られるべきはそれが桃や蓮の意匠に彩られた四凶が浄土の一角であるという事だけである。
「まったくそれにしても貴女はいったい何処から来たと言うのです?」
uronubed
DOODLE涅石のキャラクターシート間に合わなかったので正月イベにログインSSで滑り込み。バトルドーム!!!無禮咬ちゃんを助けに行くぞ、オーッッッ!(助かるかはさておき)
お借りしました
└蟹さん
└四六法師さん
└蕚蓮ちゃん
└無禮咬ちゃん
└巴蛇さんと梔子さん
※のちほどCSが出せたらNizitsukuにも格納予定です。
天に蛇、地に竜来たりて──桃源浄土とはよく言ったものだ。
生命の焰が噴き上がっては潰えてをまるで煮えたぎる鍋のなかに浮かべた穀物のように繰り返す。──繰り返す?
「随分とおもしれぇ、有様じゃねぇか」
コンクリートを熱い血潮が叩き、3mはゆうにあろうかという巨軀の女が吼える。その米神には水牛のような長大な角が生え、首筋から血が噴水のように噴き上がっていた。
刻は戻る。
四凶の処刑人部隊『倒福』に所属している蟹(シュエ)と呼ばれる青年は苛立っていた。それもその筈だ。天に蟠を巻く大蛇がこの桃源浄土を覆って以来、厄日と言っていい吐き気と"視覚不良"に襲われている。「死を視る」──その魔眼が不幸にも封じられたのだ。
8758生命の焰が噴き上がっては潰えてをまるで煮えたぎる鍋のなかに浮かべた穀物のように繰り返す。──繰り返す?
「随分とおもしれぇ、有様じゃねぇか」
コンクリートを熱い血潮が叩き、3mはゆうにあろうかという巨軀の女が吼える。その米神には水牛のような長大な角が生え、首筋から血が噴水のように噴き上がっていた。
刻は戻る。
四凶の処刑人部隊『倒福』に所属している蟹(シュエ)と呼ばれる青年は苛立っていた。それもその筈だ。天に蟠を巻く大蛇がこの桃源浄土を覆って以来、厄日と言っていい吐き気と"視覚不良"に襲われている。「死を視る」──その魔眼が不幸にも封じられたのだ。