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PROGRESS前書きかけをあげた 転生パロの長乱。あと転生後を書くだけ……かくだけ……。
タイトル未定 転生パロ 長乱わたしがだいすきだった人は、いつも見かけると本を片手に持っていることが多かった。寡黙に少し傷だらけの大きい手でパラパラとページを捲る音だけが聞こえる図書室に、その姿を自分の瞳にずっと焼き付けて居たくてあまり用がないのに親友が運良く図書委員だったこともあり、それを盾にして図書室に足繫く通っていた。
「また、来たのかよ。」
「なあに、その顔。邪魔はしてないんだからいいじゃん。」
「そうだけど…。」
私が着た途端に思い切りしかめっ面をする親友は、私が彼に抱いている恋心を知っている唯一の人物だった。叶わない恋をしている私に意味わかんねえ。なんて言いつつも、なんだかんだ言ってこうして私の盾になることを了承してくれて、付き合ってくれている優れた理解者である。
4196「また、来たのかよ。」
「なあに、その顔。邪魔はしてないんだからいいじゃん。」
「そうだけど…。」
私が着た途端に思い切りしかめっ面をする親友は、私が彼に抱いている恋心を知っている唯一の人物だった。叶わない恋をしている私に意味わかんねえ。なんて言いつつも、なんだかんだ言ってこうして私の盾になることを了承してくれて、付き合ってくれている優れた理解者である。
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CAN’T MAKEそれはどんなにしあわせだろうそれはどんなにしあわせだろう byまよい庭火
冬の日に乱太郎で暖を取る長次の話
雪は懇々と降り駸々と積もっており、このままこの速度で降れば忍術学園が一面雪景色になるんじゃないだろうか。と六年長屋で本を読んでいる長次は思った。彼の同室である動かないと死んでしまうのではないかという程活発で元気な七松小平太は、長次以外の六年生たちと外で元気に雪合戦をしている。
「いけいけどんどーんっ!」
「てめ、石詰めてるぐらいカッチカチじゃねぇか!凶器だろ!」
「そんなモン知るか!小平太に聞け!」
「てめーが同じチームだろうが!!」
時折、小平太のお決まりの言葉と、文次郎と留三郎の言い合いと、天才トラパーである綾部喜八郎が冬休み前に掘った蛸壺にハマって助けてくれ〜と伊作の泣き声が聞こえてくるあたりは日常と至って変わりない。
2204冬の日に乱太郎で暖を取る長次の話
雪は懇々と降り駸々と積もっており、このままこの速度で降れば忍術学園が一面雪景色になるんじゃないだろうか。と六年長屋で本を読んでいる長次は思った。彼の同室である動かないと死んでしまうのではないかという程活発で元気な七松小平太は、長次以外の六年生たちと外で元気に雪合戦をしている。
「いけいけどんどーんっ!」
「てめ、石詰めてるぐらいカッチカチじゃねぇか!凶器だろ!」
「そんなモン知るか!小平太に聞け!」
「てめーが同じチームだろうが!!」
時折、小平太のお決まりの言葉と、文次郎と留三郎の言い合いと、天才トラパーである綾部喜八郎が冬休み前に掘った蛸壺にハマって助けてくれ〜と伊作の泣き声が聞こえてくるあたりは日常と至って変わりない。