kuroi_y
MOURNING九ちゃんがサキュバスになっちゃう皆主。バリバリの🔞にしようとしてできなくなってしまったもの。
ヤッてないし、そういう表現もナシ。供養供養。
無題一歩前に踏み出した足が、想像していたよりも深く沈んだ。しまった、と思った時にはもう遅く、上下左右から勢いよく色濃いピンク色のガスが噴き出て身体を包んでいた。
とっさに前方へ身を転がしてガスを払おうとするが、意思でもあるかのように体に纏わりついて離れない。砂糖と蜂蜜とバニラを混ぜたような、口の中まで甘くなってくる強い匂いにたまらず咳き込んだ。
「九龍!」
「クロウ!」
後ろに続いていた仲間達の悲鳴に近い呼び声が通路に響く。駆け寄ろうとしたのか、足音が聴こえてその方向を睨んだ。
「来るなッ、退がれ!」
普段よりも厳しい口調に、少女が一瞬怯んだのが分かる。
紳士で頼れる先輩でいたかったのに、下手をすると初任務で先輩トレジャーハンターの死体を見せることになるな。我ながら笑えない冗談だ、などと考える余裕があったのはここまでで、全身が熱くなってきて背中に嫌な汗をかき始めた。装備を着込んでいるはずなのに、まるで裸のまま熱風にさらされているようだ。
3565とっさに前方へ身を転がしてガスを払おうとするが、意思でもあるかのように体に纏わりついて離れない。砂糖と蜂蜜とバニラを混ぜたような、口の中まで甘くなってくる強い匂いにたまらず咳き込んだ。
「九龍!」
「クロウ!」
後ろに続いていた仲間達の悲鳴に近い呼び声が通路に響く。駆け寄ろうとしたのか、足音が聴こえてその方向を睨んだ。
「来るなッ、退がれ!」
普段よりも厳しい口調に、少女が一瞬怯んだのが分かる。
紳士で頼れる先輩でいたかったのに、下手をすると初任務で先輩トレジャーハンターの死体を見せることになるな。我ながら笑えない冗談だ、などと考える余裕があったのはここまでで、全身が熱くなってきて背中に嫌な汗をかき始めた。装備を着込んでいるはずなのに、まるで裸のまま熱風にさらされているようだ。