xkzx
MOURNINGオムオペなザクレノの書きかけてた供養🙏ザクレノ こいつは、夢か?
思わず口にした言葉すらも実感が湧かない。
だって、よく分からない場所で『あいつ』が動いて喋っていた──あの頃と同じ様に。
でも感じる違和感。
その正体は直ぐに分かった。
ザックスは、オレとの『時間』を覚えていない。
無様に泣いて縋り付いて取り乱ださなかった自分を褒めて欲しいもんだ。
涙は『あの日』から一粒も落としていなかった。なのに、あいつの姿の後ろ姿を見ただけでじわりじわりと体中の水分が目元に集まっていく。
ダメだ、これが落ちてももう拭ってくれる手はないのに。
長い時間を掛けて一人でも立っていられる様になったのに、今更。──女神サマってやつはどうにも残酷らしい。
この世界で出来る事?その中にオレとの事は含まれないくらい弁えてるつもりだし、ザックスの為ならいくらでも手を貸してやるさ。
1095思わず口にした言葉すらも実感が湧かない。
だって、よく分からない場所で『あいつ』が動いて喋っていた──あの頃と同じ様に。
でも感じる違和感。
その正体は直ぐに分かった。
ザックスは、オレとの『時間』を覚えていない。
無様に泣いて縋り付いて取り乱ださなかった自分を褒めて欲しいもんだ。
涙は『あの日』から一粒も落としていなかった。なのに、あいつの姿の後ろ姿を見ただけでじわりじわりと体中の水分が目元に集まっていく。
ダメだ、これが落ちてももう拭ってくれる手はないのに。
長い時間を掛けて一人でも立っていられる様になったのに、今更。──女神サマってやつはどうにも残酷らしい。
この世界で出来る事?その中にオレとの事は含まれないくらい弁えてるつもりだし、ザックスの為ならいくらでも手を貸してやるさ。
ゆうりん
DONE会話してるだけの先輩後輩なザクレノ『はあ…レノ先輩と別任務とか、つまんなーい!』
「情けない声出してないで集中しろよ、と。」
『そういうレノ先輩こそ、サボって隠れて煙草吸ってるんじゃないの?』
「ばーか。オレはお前と違って仕事はキッチリこなす真面目な大人だっつの。」
『社畜…。』
「切るぞ。」
『わ~!!すみません!もう少しレノ先輩の声聞きたいから切らないでください~!』
「たくっ…。そっちは順調に進んでるのか?」
『順調順調!って言いたいところなんだけど…。』
歯切れの悪いザックスにレノは訝しむ。
「どうした?」
『任務内容に無かったモンスターが出てきちゃってさ。』
「そりゃあ、ご愁傷様。」
『ひどい!応援の言葉欲しいなぁ…。』
「あーはいはい。頑張れ~ザックス~。」
670「情けない声出してないで集中しろよ、と。」
『そういうレノ先輩こそ、サボって隠れて煙草吸ってるんじゃないの?』
「ばーか。オレはお前と違って仕事はキッチリこなす真面目な大人だっつの。」
『社畜…。』
「切るぞ。」
『わ~!!すみません!もう少しレノ先輩の声聞きたいから切らないでください~!』
「たくっ…。そっちは順調に進んでるのか?」
『順調順調!って言いたいところなんだけど…。』
歯切れの悪いザックスにレノは訝しむ。
「どうした?」
『任務内容に無かったモンスターが出てきちゃってさ。』
「そりゃあ、ご愁傷様。」
『ひどい!応援の言葉欲しいなぁ…。』
「あーはいはい。頑張れ~ザックス~。」
ゆうりん
DONE春のザクレノ現パロの続きです。レノは桜の精。ザックスは大学1年生。【桜が散る頃には】
桜の花びらは地面に全て舞い散り、若葉が新緑に変わる頃。
葉桜の並木道に変わってしまった光景にザックスは呆然と葉桜を見上げる。
何度呼びかけても、並木道を探し回っても赤い髪の青年レノは姿を現さない。
「あの時…冗談で桜の精って訊いたのに、マジだったのかよ!」
薄々感づいていた。レノと逢えるのは決まって、咲き誇る満開の桜並木だけだったから。
それが途端に確信に変わると胸が締め付けられるように痛い。無意識に胸元のシャツの袷を握り締める。
「来年…桜が咲いたら必ず逢いに来るから!待っててくれよ。桜の精レノさん!」
周りが一瞬ざわつくほど大きな声で宣言して、ザックスは自転車に跨り、ペダルに足を掛け漕ぎだした。
『バーカ。声でけぇよ。聞こえてるっつの。』
ザックスが去った葉桜の並木道に姿のないレノの声が静かに響く。
『…期待、してもいいんだよな?約束…逢いに来てくれよ。』
『オレのことが見えるのは、お前だけなんだよ…ザックス。』
レノの願いにも似た呟きは、春風に吹かれて攫われた。
この願いがザックスに届くように。レノは祈りなが 513
ゆうりん
DONE春のザクレノ現パロ(某ファーストフードのCM風)【春の出逢い】大学1年生の春。
桜の花びらが舞う並木道でザックス・フェアは不思議な雰囲気を纏った赤髪の青年と出逢う。
青年に声を掛けると驚いた表情をした後、興味深そうにザックスを見つめる。
「お前、オレが見えんの?」
「へ?見えるけど…あんたは…誰?」
「先にお前の名前教えてくれたら、答えてやるぞ、と。」
「俺はザックス。ザックス・フェアだ。」
「ふぅん…ザックス、か。」
青年は噛み締めるように名前を何度も呟く。
「なあ、あんたの名前教えてくれよ。」
「そうだったな。オレは…レノだ。」
レノと名乗った青年にザックスはニィッと笑みを浮かべる。
「レノって言うのか!かっこいいじゃん!」
「お、おう…そりゃどーも。」
自分の名前をかっこいいと言われたことが無かったレノは反応に困り頬が僅かに赤く染まる。
「あっ、やば!授業遅刻する。また此処に来ればレノに逢えるか?」
「ああ、いるぞ、と。」
この短い季節が終わるまではな。
「レノ、なんか言ったか?」
「何も言ってねぇよ。ほら、遅刻しそうなんだろ?早く行った行った。」
「また来るから、その時いっぱい話そう 616
ゆうりん
DONE【セブンスヘブン】バンドパロのようなザクレノ。
出てきませんがルードとティファもバンドメンバーです。
テキスト投稿お試し。サポートメンバーとして活動していたレノのベース演奏に惹かれたザックスに「一緒にバンド組もうぜ!」と誘われ、最初は断っていたものの、レノがサポート参加するライヴ全てに通い詰めて終演後には必ず出待ちしてライヴの感想を述べてから、バンド勧誘をしてくるザックスに根負けしたレノはバンド結成に承諾して今に至る。
メンバーをあと2人募って4人編成のバンドが結成された。
『セブンスヘブン』メンバー
ボーカル&ギター担当ザックス
ボーカル&コーラス&ベース担当レノ
ドラム担当ルード
キーボード&コーラス担当ティファ
~~~~~~~~~~~
バンド結成してライヴ演奏の実力を認められて、定期的に開催できるようになってきた頃。曲作りのためにザックスの家に来ていたレノにテンション高めなザックスが声を掛ける。
「俺のアーティスト名、イイの思いついた!」
「…一応、訊いてやるぞ、と。」
なんとなく嫌な予感がしたが、訊かないと面倒くさい事になるのも分かりきっていたので、溜息を吐いて先を促した。
「アーティスト名は…『ZACK69(シックスナイン)』だ!かっこいいだろ?」
そう来たか~!レノは片手で顔 1642