et_tlvskr
DOODLE明け方のシャカタキちゃんたぶん、朝が近い。
どちらからともなく始めた共同研究も缶詰になって今日が3日目。薄暗い床には、自分と同じぐらいの体温の塊が、薄い布団に包まって潰れている。
「起きてるのかい」
問いかけると、気怠げに耳が動いた。
「テメエこそ」
「寝たまえよ」
「テメエが寝たらな」
「きみ昨日も遅くまで起きてたろう」
「お前に言われたかねーよ」
「きみが寝るのを見届けたら寝るさ」
「こっちもお前が寝るのを見届けたら寝るわ」
「永遠に寝れないじゃないか」
「じゃあ寝るな」
「君も寝れないんだぞ」
「オレは寝る」
「おや前言撤回かな?」
「うるせえ寝ろ」
「君が寝たらね」
「堂々巡りやめろ」
「君が眠れば済む話さ」
「…なんだよ」
「うん?」
「寝付けねえのか」
681どちらからともなく始めた共同研究も缶詰になって今日が3日目。薄暗い床には、自分と同じぐらいの体温の塊が、薄い布団に包まって潰れている。
「起きてるのかい」
問いかけると、気怠げに耳が動いた。
「テメエこそ」
「寝たまえよ」
「テメエが寝たらな」
「きみ昨日も遅くまで起きてたろう」
「お前に言われたかねーよ」
「きみが寝るのを見届けたら寝るさ」
「こっちもお前が寝るのを見届けたら寝るわ」
「永遠に寝れないじゃないか」
「じゃあ寝るな」
「君も寝れないんだぞ」
「オレは寝る」
「おや前言撤回かな?」
「うるせえ寝ろ」
「君が寝たらね」
「堂々巡りやめろ」
「君が眠れば済む話さ」
「…なんだよ」
「うん?」
「寝付けねえのか」
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DOODLEシャカタキと噛み癖と後のうだうだ「これはまた見事に残ったものだねえ」
鏡を覗き込めば首元にはくっきりと歯形が浮いていて、タキオンは素直に感嘆の声を上げた。
後ろで呻くような声がする。
「……悪かったって」
「痛みの程度こそさしたるものじゃないが、下級生の面々の情操教育を鑑みれば当面共通浴場の使用は控えるべきかな。歯形といえば然るべき鑑識にかければ指紋と同程度には個体の識別を可能にするマーカーにもなり得るというが、君のに限って言えばそうするまでもなく君だと一目で分かるわけだし」
「だから悪かったって」
「別に君に謝罪を求めているわけではないよ」
「うるせェ調子乗ったって自覚があるから言ってんだよバァカ」
「うん? 弁明ならもう少し論理的にだね、」
889鏡を覗き込めば首元にはくっきりと歯形が浮いていて、タキオンは素直に感嘆の声を上げた。
後ろで呻くような声がする。
「……悪かったって」
「痛みの程度こそさしたるものじゃないが、下級生の面々の情操教育を鑑みれば当面共通浴場の使用は控えるべきかな。歯形といえば然るべき鑑識にかければ指紋と同程度には個体の識別を可能にするマーカーにもなり得るというが、君のに限って言えばそうするまでもなく君だと一目で分かるわけだし」
「だから悪かったって」
「別に君に謝罪を求めているわけではないよ」
「うるせェ調子乗ったって自覚があるから言ってんだよバァカ」
「うん? 弁明ならもう少し論理的にだね、」
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DOODLE大人のタキとシャがうだうだ下品な話をしてるだけ(シャカタキ)「オイ起きろへべれけ」
「んん…、やあおかえりシャカール君」
「家主が不在のうちに出来上がってるたァいい度胸じゃねェか」
「んふふ、私と君の仲じゃないか。それより君もどうだね一杯」
「呑まねェよ、分かってんだろ」
「だとしたって何度でも誘うさ、酩酊というこの幸福に浸れないなんてなんと勿体ないことか!」
「酔えねえ体質だっつってんだろーが。大体お前がする前に呑むのはそうでもしねえとイけねえからだろ」
「アッハッハ、その通り!素面だとなんだ、どうしても体位の滑稽さが気になって気が散ってしまうのでね!」
「する前に言うことじゃねェんだよ…」
「大体君だって同じクチだろ、痛くしなければよがれない癖に」
「うるっっっっせぇなその話はいいんだよ今はよ。オラ横空けろ」
641「んん…、やあおかえりシャカール君」
「家主が不在のうちに出来上がってるたァいい度胸じゃねェか」
「んふふ、私と君の仲じゃないか。それより君もどうだね一杯」
「呑まねェよ、分かってんだろ」
「だとしたって何度でも誘うさ、酩酊というこの幸福に浸れないなんてなんと勿体ないことか!」
「酔えねえ体質だっつってんだろーが。大体お前がする前に呑むのはそうでもしねえとイけねえからだろ」
「アッハッハ、その通り!素面だとなんだ、どうしても体位の滑稽さが気になって気が散ってしまうのでね!」
「する前に言うことじゃねェんだよ…」
「大体君だって同じクチだろ、痛くしなければよがれない癖に」
「うるっっっっせぇなその話はいいんだよ今はよ。オラ横空けろ」