めざしねこ
PROGRESSジェレミーのこと好きなのですが、アレイン殿下がジェレミーを仲間にした理由がわからないのでとりあえずこじつけようとした話です。後半進まないのでとりあず前半だけ上げておきます。
2025.3.9
Still the moonlight 久々に街の酒場へと立ち寄り、ジェレミーが一人酒を楽しんでいると、ただでさえ煩い店内が一際騒がしくなった。罵声などは聞こえないので、酒場にありがちな喧嘩ではなさそうだ。巻き込まれないのであれば構うことはない、無視を決め込んでまた酒を飲んだ。
この店はツマミも悪くない。テーブルの上を眺めながら、次はどれを胃に入れてやろうかと悩んでいると急にそれらが陰った。誰かが目の前を通って一時的に陰っているだけなのかと思ったが、影は離れずいつまでも暗いままだ。一体誰がそんなところで立ち止まっていやがるのかと顔を上げると、そこにいたのは思わぬ人物だった。
「あららぁ……どうしたんですかダンナ、こんなところに」
立っていたのは随分と真面目な顔をしたアレインだった。
2643この店はツマミも悪くない。テーブルの上を眺めながら、次はどれを胃に入れてやろうかと悩んでいると急にそれらが陰った。誰かが目の前を通って一時的に陰っているだけなのかと思ったが、影は離れずいつまでも暗いままだ。一体誰がそんなところで立ち止まっていやがるのかと顔を上げると、そこにいたのは思わぬ人物だった。
「あららぁ……どうしたんですかダンナ、こんなところに」
立っていたのは随分と真面目な顔をしたアレインだった。
めざしねこ
DOODLE遅くなりましたがグロスタの誕生日おめでとうをアラミスに祝ってもらいました。でもこの工場ではグロスタ×ジェレミーを生成しているので、ジェレミーは出てきませんがグロジェレです。
2025.1.21
冗談「誕生日おめでとう、グロスタ」
背後から掛けられた声に瞬間的に姿勢を正す。それから、このままでは怒られてしまうとすぐに力を抜いたが、一瞬の緊張にも彼は気づいているだろう。姿を見ずとも間違いない。そう思いながら振り返る。
「アラミス殿、ありがとうございます」
「いつになったらそうやって肩に力が入らなくなるやら」
「すいません」
予想通り、普段から周りをよく見ている昔の主にはこちらの緊張などお見通しだった。
「はは、冗談さ。おめでとう」
それでも以前に比べれば良くなったことを知っているから、アラミスはその努力を認めて笑った。それからグロスタの正面に立つと、その手に持っていたものを渡した。
受け取ったグロスタはそれを見るなり、ハッとしてアラミスの顔を見た。
2444背後から掛けられた声に瞬間的に姿勢を正す。それから、このままでは怒られてしまうとすぐに力を抜いたが、一瞬の緊張にも彼は気づいているだろう。姿を見ずとも間違いない。そう思いながら振り返る。
「アラミス殿、ありがとうございます」
「いつになったらそうやって肩に力が入らなくなるやら」
「すいません」
予想通り、普段から周りをよく見ている昔の主にはこちらの緊張などお見通しだった。
「はは、冗談さ。おめでとう」
それでも以前に比べれば良くなったことを知っているから、アラミスはその努力を認めて笑った。それからグロスタの正面に立つと、その手に持っていたものを渡した。
受け取ったグロスタはそれを見るなり、ハッとしてアラミスの顔を見た。