あまみ
DOODLEフォウイレ(411)モーニングルーティンの話。
いつにも増して捏造凄まじいのでお気をつけください。
フォウイレまぶしさに目を開けると、太陽はもう見える位置に昇っていた。
ぐぐ、と腕を伸ばして伸びをする。隣の人物は、まだ猫のように丸まったまま動かない。上下する白い肩をしばらく見つめる。息を見つめながら、息を止めてしまう。
フォウが目覚める心配は全くないけれど、染みついたクセで気配を殺して床に降りる。ぺたぺたと傾いた洗面台まで歩いたら、顔が半分しか映らない鏡へ向かってあくびをひとつ。これでも、この家の家具では原型をとどめているほうだ。
蛇口をひねる。まだ水は出る。歯ブラシを口につっこんで踵を返す。ベッドへ向かうまでの間にあるへこんだラジカセは、バンバンと大きく叩くとどこからか電波を拾って起動する。
今朝は、知らない言語の知らない歌だ。
1828ぐぐ、と腕を伸ばして伸びをする。隣の人物は、まだ猫のように丸まったまま動かない。上下する白い肩をしばらく見つめる。息を見つめながら、息を止めてしまう。
フォウが目覚める心配は全くないけれど、染みついたクセで気配を殺して床に降りる。ぺたぺたと傾いた洗面台まで歩いたら、顔が半分しか映らない鏡へ向かってあくびをひとつ。これでも、この家の家具では原型をとどめているほうだ。
蛇口をひねる。まだ水は出る。歯ブラシを口につっこんで踵を返す。ベッドへ向かうまでの間にあるへこんだラジカセは、バンバンと大きく叩くとどこからか電波を拾って起動する。
今朝は、知らない言語の知らない歌だ。
あまみ
DOODLEリバリバ/フォウイレ(411)流行っている某セリフを言わせましたシリーズ
セリフの元ネタ作品については全然知らないです、すいません…!!!
セリフだけお借りしました。
フォウイレ本日はお日柄もよく、御参加の皆様におきましては有意義な取引が出来たものと存じます。
貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。どうぞお帰りの際は、お足元にお気をつけて。
テメエ!ふざけてんのか!なんて怒号にも、笑顔を絶やさず真摯にお見送りいたしましょう。ご自分の立場をあまりよく理解されていないようですが、貴方がたはこれから全員三途の川へと向かっていただきますので。
岩肌に叩きつけるような雨粒を浴びながら、フォウはあらためて本日のお客様をぐるりと眺めた。さすが、神にも見捨てられた“地球“なんて場所にたむろするゴロツキどもだ。目は血走り、セリフには品性が無く、これっぽちも可愛げがない。
どいつもこいつも私に掠め取られた権利書をなんとか取り戻したいのだろう、焦りのあまり隠されなくなった殺気がひしひし伝わってきてみっともない。
1473貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。どうぞお帰りの際は、お足元にお気をつけて。
テメエ!ふざけてんのか!なんて怒号にも、笑顔を絶やさず真摯にお見送りいたしましょう。ご自分の立場をあまりよく理解されていないようですが、貴方がたはこれから全員三途の川へと向かっていただきますので。
岩肌に叩きつけるような雨粒を浴びながら、フォウはあらためて本日のお客様をぐるりと眺めた。さすが、神にも見捨てられた“地球“なんて場所にたむろするゴロツキどもだ。目は血走り、セリフには品性が無く、これっぽちも可愛げがない。
どいつもこいつも私に掠め取られた権利書をなんとか取り戻したいのだろう、焦りのあまり隠されなくなった殺気がひしひし伝わってきてみっともない。
あまみ
DOODLEリバリバ/フォウとイレブン全部妄想全部嘘です。
どちらかというと411思考の人が書いてます。
けど楽園みたいな景色のところに住んでてほしい。
フォウとイレブンオレたちの家からは海と空がよく見える。
そのほうがいいと、フォウが言ったからだ。
地上に人間が住めなくなって久しいが、人類の抜け殻はそこかしこに残されている。
海岸沿いに建つ、白い壁の大きな窓の家。
「そうですね、しばらくここにしましょうか」と彼が頷いてから、もうどれほど経っただろう。不在にしていることの方が多くて、よくわからない。
久しぶりに踏んだ床の埃の上で、「ああ、やっぱり我が家が一番ですね」、フォウはううんと伸びをする。明日は床を綺麗に磨こう。白い肌が汚れてしまう。
ディナーの前にやることがある、と言って、彼はバルコニーに続くガラス戸を開け放った。潮の臭いが波のように襲いくる。死んだ動物の臭いだといつも思う。
1096そのほうがいいと、フォウが言ったからだ。
地上に人間が住めなくなって久しいが、人類の抜け殻はそこかしこに残されている。
海岸沿いに建つ、白い壁の大きな窓の家。
「そうですね、しばらくここにしましょうか」と彼が頷いてから、もうどれほど経っただろう。不在にしていることの方が多くて、よくわからない。
久しぶりに踏んだ床の埃の上で、「ああ、やっぱり我が家が一番ですね」、フォウはううんと伸びをする。明日は床を綺麗に磨こう。白い肌が汚れてしまう。
ディナーの前にやることがある、と言って、彼はバルコニーに続くガラス戸を開け放った。潮の臭いが波のように襲いくる。死んだ動物の臭いだといつも思う。