色々ポイポイする
DONEブートヒルの(あったかもしれない)お話*設定捏造
*ブートヒルは話しません
*ニック視点
微睡みの中ザクザクと雪を踏みしめながらまっすぐ愛しの家に帰る。玄関前のラグで靴に張り付いた雪を振り落とし、木のドアを通ると暖かい空気に包まれ冷えた手足がジンジンと痺れる。冷たい空気を吐き出し少し濡れた外套をハンガーに掛け、一直線にリビングへと歩いていった。
「帰ったぞ」
部屋へ入ると控えめな寝息と共にパチパチと暖炉の薪が弾ける音が聞こえてきた。暖炉の火が揺らめいて暖かい空気が頬を撫でる。今日は特段寒くはないにしろ、この温度に自然と気が抜ける。
「シーッ、2人が寝てるんだからもう少し静かに」
「おお、すまんすまん」
グレイはソファーに座りながら編み物をしていた。籠の中の毛糸はマフラーが伸びていくにつれどんどん小さくなってゆく。どかりとグレイの横に座り背もたれに身を預ける。部屋の暖かい温度が全身を包み込み寒さで強ばっていた体が少しずつ解けていく感覚がする。
1050「帰ったぞ」
部屋へ入ると控えめな寝息と共にパチパチと暖炉の薪が弾ける音が聞こえてきた。暖炉の火が揺らめいて暖かい空気が頬を撫でる。今日は特段寒くはないにしろ、この温度に自然と気が抜ける。
「シーッ、2人が寝てるんだからもう少し静かに」
「おお、すまんすまん」
グレイはソファーに座りながら編み物をしていた。籠の中の毛糸はマフラーが伸びていくにつれどんどん小さくなってゆく。どかりとグレイの横に座り背もたれに身を預ける。部屋の暖かい温度が全身を包み込み寒さで強ばっていた体が少しずつ解けていく感覚がする。