pome_ga_iru
MAIKINGミスブラとブラオエ前提、3Pに興味もつけど断られるミミちゃんの話「三人でやってみませんか?」
昼日中、西の魔法使いたちに人気の中庭のテラス席を占拠し、子供たちに人気のお菓子を籠ごと持ち去り、双子の目を盗んではじめたお茶会で――ミスラは空をぼけっと見上げたまま、おもむろに問いかけた。口の端にドーナツのくずがついていることは指摘しないまま、肉まんをむさぼるのを中断したのはブラッドリーである。
「何をだよ。オズか? フィガロか?」
「パス。気が乗らない」
チュロスを口に含んだままゆっくりとオーエンが断りを入れる。帽子の下で退屈そうに瞬きをする男は、そのくせぎょろぎょろと目を転がしては隣り合うふたりを交互に見た。
「違いますよ。セックスです」
『はあ?』
昼日中、食事中である。そんなことを気にする間柄でも、男たちでもなかったが、あまりに突拍子のない発言に面食らうのは避けられなかった。見開かれた四つの瞳を前にしても調子を崩さないミスラに、思わず残りのふたりは顔を見合わせ、お互いに幻聴を聴いたわけではなさそうだと確かめ合う。
1169昼日中、西の魔法使いたちに人気の中庭のテラス席を占拠し、子供たちに人気のお菓子を籠ごと持ち去り、双子の目を盗んではじめたお茶会で――ミスラは空をぼけっと見上げたまま、おもむろに問いかけた。口の端にドーナツのくずがついていることは指摘しないまま、肉まんをむさぼるのを中断したのはブラッドリーである。
「何をだよ。オズか? フィガロか?」
「パス。気が乗らない」
チュロスを口に含んだままゆっくりとオーエンが断りを入れる。帽子の下で退屈そうに瞬きをする男は、そのくせぎょろぎょろと目を転がしては隣り合うふたりを交互に見た。
「違いますよ。セックスです」
『はあ?』
昼日中、食事中である。そんなことを気にする間柄でも、男たちでもなかったが、あまりに突拍子のない発言に面食らうのは避けられなかった。見開かれた四つの瞳を前にしても調子を崩さないミスラに、思わず残りのふたりは顔を見合わせ、お互いに幻聴を聴いたわけではなさそうだと確かめ合う。