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MOURNINGちょっとした仕掛けをしているので、あれ?と思うかもしれませんが、正解です🙆♂️笑五十嵐祐希の話?俺は、好きな人がいる。名前は相田勝平という。出会いは中学だった。高校に入って、ようやく同じクラスになれたから、これがラストチャンスだと思っている。高校生の1年間なんて瞬き程度の速さだろう。やれることは全部やりたい。例え見込みがなくても。
今日も俺は、なけなしの金で買った購買の牛乳と引き換えに、親友に恋愛相談にのってもらう。この親友、名前を仮にイケメンとしておこう。(理由はもちろんイケメンだからだ)
イケメンとは、今年になって初めて同じクラスになった。イケメンは彼女にゾッコンらしい。面倒がられているのは分かっているけれど、他に話せる奴もいないからいつも無理矢理相談にのってもらっている。
「今日も可愛かった…黒板消すのに背伸びしてる姿、まじ天使…」
2122今日も俺は、なけなしの金で買った購買の牛乳と引き換えに、親友に恋愛相談にのってもらう。この親友、名前を仮にイケメンとしておこう。(理由はもちろんイケメンだからだ)
イケメンとは、今年になって初めて同じクラスになった。イケメンは彼女にゾッコンらしい。面倒がられているのは分かっているけれど、他に話せる奴もいないからいつも無理矢理相談にのってもらっている。
「今日も可愛かった…黒板消すのに背伸びしてる姿、まじ天使…」
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MOURNING夏休みの五相たまにはしっとり落ち着いた2人も書いてみたくて
夏の日の2人は「今年も行けなかったな、花火」
五十嵐が誰に対してでもなく、ぽつりと呟いた。
夏休みといっても特別な出来事なんてほとんどなくて、寝て、起きて、時々アイスを食べて1日が過ぎ去っていってしまう。せっかくの夏休みなら何かしたらいいのに、と思うだろう。
でも五十嵐がしたい事は何一つ叶わないのだ。だって、したいことの主語には必ず“勝平と”がついてしまうから。
肝心の“勝平”は勉強に勤しんでいる。もちろん理解はしているつもりだ。応援だって。だけどやっぱり寂しいものは寂しいのだ。世の恋人達みたいに祭りやら花火やら海やらと浮かれてみたい。来年こそはきっと。高校生から大学生に肩書きが変わっているであろう未来の2人に想いを馳せた時、ドアが開く音がした。こうしてこの家に帰ってくる人なんて、1人しかいない。
2840五十嵐が誰に対してでもなく、ぽつりと呟いた。
夏休みといっても特別な出来事なんてほとんどなくて、寝て、起きて、時々アイスを食べて1日が過ぎ去っていってしまう。せっかくの夏休みなら何かしたらいいのに、と思うだろう。
でも五十嵐がしたい事は何一つ叶わないのだ。だって、したいことの主語には必ず“勝平と”がついてしまうから。
肝心の“勝平”は勉強に勤しんでいる。もちろん理解はしているつもりだ。応援だって。だけどやっぱり寂しいものは寂しいのだ。世の恋人達みたいに祭りやら花火やら海やらと浮かれてみたい。来年こそはきっと。高校生から大学生に肩書きが変わっているであろう未来の2人に想いを馳せた時、ドアが開く音がした。こうしてこの家に帰ってくる人なんて、1人しかいない。
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MOURNING女装をして会いに行ったら相田にアプローチかけられちゃう五十嵐*まだ付き合ってない五相です
*五十嵐が女装します(MADE IN 楢崎)
*設定捏造多々あり
女装した俺が可愛すぎる件について!栗色の、腰まであるふわふわの髪の毛、薄く色づくピンク色のリップ、くるんと上がったまつ毛に、膝下あたりまで丈のある真っ白なワンピース。
どこからどう見ても女の子にしか見えない。
俺は今、楢崎の手によって魔法をかけられた。
端的に言うと、女装させられた。
というのも、高校卒業後美容系の専門学校に進学した楢崎は男を女装させるという課題が出たと言う。
楢崎とは高校時代色々あったが、仲直りしてから急激に仲良くなった俺たちの関係は、モデルをお願いしてもらえるまでになっていたようだ。なんで岸谷に頼まなかったかと聞くと『かっこよすぎて女に見えない』とか。惚気やがって。
俺だってかっこいいだろ、と言ってやるとこちらを見もせずに「はいはい、そういうのいいから」と軽くあしらわれる。せっかく協力してやったのに、相変わらずドライな奴だ。
6682どこからどう見ても女の子にしか見えない。
俺は今、楢崎の手によって魔法をかけられた。
端的に言うと、女装させられた。
というのも、高校卒業後美容系の専門学校に進学した楢崎は男を女装させるという課題が出たと言う。
楢崎とは高校時代色々あったが、仲直りしてから急激に仲良くなった俺たちの関係は、モデルをお願いしてもらえるまでになっていたようだ。なんで岸谷に頼まなかったかと聞くと『かっこよすぎて女に見えない』とか。惚気やがって。
俺だってかっこいいだろ、と言ってやるとこちらを見もせずに「はいはい、そういうのいいから」と軽くあしらわれる。せっかく協力してやったのに、相変わらずドライな奴だ。