夕焼(ゆうや)
DONE第二一回【穀雨】『移ろう熱を分かつ』
雲さに
※捏造あり
参加させていただきます
ありがとうございます
#刀さにお題_四季折々
#刀さにお題_四季折々_穀雨
移ろう熱を分かつ「そんな、謝らないでください、大丈夫ですから」
手入れ部屋の中から審神者の慌てたような、困ったような声が廊下まで聞こえた。
五月雨江はその手入れ部屋の前で足を止めた。先程まで出陣していた部隊の誰かが中にいると思ったからだ。自分は手入れの必要は無く済んだが、数振りが待機していた刀に支えられて手入れ部屋へ入っていったところまでは見ていた。その中に主を困らせるような刀はいただろうか、といささか気になった。
「失礼します。頭、どうかなさいましたか」
部屋の外まで聞こえた声からそのまま困った様子の審神者と、その前には畳に額をめり込ませる勢いで、見慣れた桃色の頭が下げられている。
「雲さん?」
「ほっ、ほら! 五月雨さんが来ましたよ、だから頭を上げてください、ね?」
7409手入れ部屋の中から審神者の慌てたような、困ったような声が廊下まで聞こえた。
五月雨江はその手入れ部屋の前で足を止めた。先程まで出陣していた部隊の誰かが中にいると思ったからだ。自分は手入れの必要は無く済んだが、数振りが待機していた刀に支えられて手入れ部屋へ入っていったところまでは見ていた。その中に主を困らせるような刀はいただろうか、といささか気になった。
「失礼します。頭、どうかなさいましたか」
部屋の外まで聞こえた声からそのまま困った様子の審神者と、その前には畳に額をめり込ませる勢いで、見慣れた桃色の頭が下げられている。
「雲さん?」
「ほっ、ほら! 五月雨さんが来ましたよ、だから頭を上げてください、ね?」
夕焼(ゆうや)
MAIKING第十九回【春分】刀さに 泛さに
『あまえたがりの君』
参加させていただきます
※冒頭に注意点をまとめております
#刀さにお題_四季折々
#刀さにお題_四季折々_春分
「あまえたがりの君」閲覧いただきありがとうございます。
※捏造設定注意
※モブが話します
※解釈違いありましたら申し訳ございません
※元々は自己満足で一冊の本にしたいな、くらいの気持ちで書こうと筆をすすめていたのですが、これ本当に書くと相当長くなってしまい時間が足りないため、後半からかなり展開が駆け足になっております
後日、一冊の本にするくらいの気持ちで加筆修正版を出すかもしれません。
すべてフィクション、妄想、自己満足です。
窓の外を見ながら、春彼岸だというのにどうして雪が、なんて話してた頃の話だ。
書類仕事をしながら期間限定の甘味が食べたい、と呟けば近侍の肥前忠宏はふたつ返事で「行くか」と言ってくれる。
落ちてくる牡丹雪は花弁のように美しいというのに、足元は違う。万屋街の踏み潰された雪を自分達も踏みながら目当ての甘味処へ向かっていた時。
10312※捏造設定注意
※モブが話します
※解釈違いありましたら申し訳ございません
※元々は自己満足で一冊の本にしたいな、くらいの気持ちで書こうと筆をすすめていたのですが、これ本当に書くと相当長くなってしまい時間が足りないため、後半からかなり展開が駆け足になっております
後日、一冊の本にするくらいの気持ちで加筆修正版を出すかもしれません。
すべてフィクション、妄想、自己満足です。
窓の外を見ながら、春彼岸だというのにどうして雪が、なんて話してた頃の話だ。
書類仕事をしながら期間限定の甘味が食べたい、と呟けば近侍の肥前忠宏はふたつ返事で「行くか」と言ってくれる。
落ちてくる牡丹雪は花弁のように美しいというのに、足元は違う。万屋街の踏み潰された雪を自分達も踏みながら目当ての甘味処へ向かっていた時。