めたろ
DONE七夕ネタの刈相です。452話のあたりの時系列です来年の、約束 午後の手術を終えると、病院のエントランスに飾られている小さな笹の脇に置いてある短冊を一枚取って、刈矢は病院の中庭に行った。ベンチに腰掛けて空を見上げる。雲がまばらに散った青空だった。
「今日はデート日和スね」
胸ポケットのボールペンを取り出して願いを考えて、何も書かないまま短冊とボールペンを胸ポケットに仕舞った。湿度の高い、じめじめした暑さが肌にまとわりつく。白衣を脱いでしまおうかと思ったが、思い直して白衣の前ボタンを留めると、タバコをくわえて火をつけた。
1本吸い終えて、2本目を出して火をつける。あまり美味しいとは感じられなかった。
「待ちあわせ、してたわけじゃないスけど。待つのってしんどいスね」
4884「今日はデート日和スね」
胸ポケットのボールペンを取り出して願いを考えて、何も書かないまま短冊とボールペンを胸ポケットに仕舞った。湿度の高い、じめじめした暑さが肌にまとわりつく。白衣を脱いでしまおうかと思ったが、思い直して白衣の前ボタンを留めると、タバコをくわえて火をつけた。
1本吸い終えて、2本目を出して火をつける。あまり美味しいとは感じられなかった。
「待ちあわせ、してたわけじゃないスけど。待つのってしんどいスね」
めたろ
DONEかりや先生×そうま先生当直明けのかりや先生がそうま先生の部屋でゴロゴロしてたら可愛いよね!!って思って書いたやつ
広い仮眠室広い仮眠室
大きなあくびをひとつして、相馬教授室の扉を叩いたが、部屋の主は留守のようだった。
「相馬先生でしたら、先程出ていかれました。今日のご予定の会議はまだ時間が先ですし、そのうち戻られるかと」
刈矢が教授秘書の顔を見ると、秘書は心得ているとばかりにすらすらと話した。
「何時に戻るとかは言ってなかったスか」
「ええ、おっしゃいませんでした」
「うーん、今日中にハンコ貰いたい書類があるんスけど」
刈矢が頭をがりがり掻く。
「中で待つことって出来ませんかね」
困ったような顔をして秘書を見ると、何を言い出すのだと言いたげたな表情で、秘書はデスクの受話器に手を伸ばした。
「お聞きしてみましょうか」
「や、いいス。それで秘書さんが怒られちゃったら可哀相だし」
3890大きなあくびをひとつして、相馬教授室の扉を叩いたが、部屋の主は留守のようだった。
「相馬先生でしたら、先程出ていかれました。今日のご予定の会議はまだ時間が先ですし、そのうち戻られるかと」
刈矢が教授秘書の顔を見ると、秘書は心得ているとばかりにすらすらと話した。
「何時に戻るとかは言ってなかったスか」
「ええ、おっしゃいませんでした」
「うーん、今日中にハンコ貰いたい書類があるんスけど」
刈矢が頭をがりがり掻く。
「中で待つことって出来ませんかね」
困ったような顔をして秘書を見ると、何を言い出すのだと言いたげたな表情で、秘書はデスクの受話器に手を伸ばした。
「お聞きしてみましょうか」
「や、いいス。それで秘書さんが怒られちゃったら可哀相だし」