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    #山田利吉

    toshiyoshiYamada

    anmm5

    DONEホワイトデーで書いたSS集🫶
    既存である下記シリーズの関係性の設定ですが読まなくても差し支えなくなってます。気になる方は🏷️から飛んでみてください🫶
    ①山田利吉(新婚)
    ②土井半助(同棲)
    ③天鬼(恋仲)
    バレンタインに🌸ちゃんが渡していたという前提です🍫💕
    プロ忍との甘々ホワイトデーSS集🩵山田利吉(金平糖)


    「🌸、これ。先日のお返し」

    利吉に声をかけられて「どうしたの?」と応えると、ずいと可愛らしい包を渡された。突然の贈り物に心当たりがなく、「私何かしたっけ?」と言えば、途端に目の前の彼はやや呆れたような顔になる。あ、これはいつものキレるやつかなーと暢気に思ってたら1秒も経たずに予想が的中した。

    「……はい??『何かしたっけ?』……だと?!覚えてないのかー!?……ほら、私に贈り物をくれただろう……!!」
    「あぁ、バレンタインの……!!」

    キレるといっても利吉の私に対するそれは本気で怒っている訳ではなく、どちらかというと昔からのものというか、普段忍務で色々と押し殺して明け暮れる反面、素の態度で接してくれている証であるので特別気にならない。寧ろ嬉しいものだ。捲し立てて言う彼にようやく思い出した。流行りにのって甘味を贈った事を。
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    anmm5

    DONE*支部投稿済🫶
    *自分用作品置場
    ★ベタ惚れシリーズ⑤ (単発読み可)
    新婚甘々𝒔𝒖𝒌𝒆𝒃𝒆です。大好きな幼馴染と結婚出来たrktは妻にベタ惚れです。
    穴場のお花見スポットでひたすらちゅっちゅしてます🫶
    細かいことは気にするな!精神のなんでも許せる方どうぞ🙏
    嫁にベタ惚れなrktと春の野掛け「利吉ーお花見しようよ!」
    「花見か……あぁ。勿論いいけど」
    「やった! 丁度咲く頃なんじゃないかなって思って」

     夕餉を囲んで取り留めもない会話をしていると、思いついたように妻が言った。普段よりやけにそわそわしている彼女に自然とこちらの口角も上がる。

    「確かに、いい時期かもしれないな。そういえば先日うちの近くに五分咲きの桜があった気が。……ここ数日一気に暖かくなってきたし、運が良ければ見頃かもしれない。明日一緒に行ってみようか?」
    「穴場知ってるの!? ……うん! そこに行きたいな」

     普段の生活では踏み込むことの無い獣道を少し抜けた所に、開けた野原がある。鍛錬をするのによい場所はないかと家の周りを以前散策した際に見つけた場所だ。だだっ広い野原と言うよりかは、桜の木が程よく自生している。特段意識はしていなかったが、先日も鍛錬しようとそこへ赴いた時に、ちらほらと開花していたのを思い出した。かくして、丁度休暇と重なっていたこともあり、急遽お出掛けが決定したのである。
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