ふきのとー
MEMO #毎月第3日曜は進化リの日お題『コスプレ』『本』
🎇🌳
自分たちも適合率を上げる特訓だ!
大石さんに相談し、彼女のアイディアで簡単なお芝居に挑戦してみることにした二人。
果たしてうまく行ったのでしょうか
ドリーマーズ・ドリームカーン カーン
真面目な木こりは懸命に働いていた。
大きな斧を長年育てた木の幹へ振るう。
一振り、一振り、力と思いを込めて。
ところが勢いをつけすぎたのか、手が滑って大事な斧がすぐそばの泉へ落ちてしまった。
何てことだ。これでは仕事ができない。
泉の畔で途方にくれる木こりの前に、泉の精が現れた。
なんも鉄の斧と金の斧を持っているではないか。
「ええーと。お前が落としたのは…普通の斧と、金の斧。どっちだ?」
「普通の斧です」
「だよな」
「……」
「……」
「(ハナビくん、セリフ!次のセリフ!)」
泉の精、のつもりでシーツを体に巻き付けた格好をしていたハナビくんは両手に持ってた斧(段ボール製)を放り投げて頭をかきむしった。
「だああー!! 泉の精の気持ちなんてわかんねぇーー!! 普通に返してやりゃいいじゃんか!」
3653真面目な木こりは懸命に働いていた。
大きな斧を長年育てた木の幹へ振るう。
一振り、一振り、力と思いを込めて。
ところが勢いをつけすぎたのか、手が滑って大事な斧がすぐそばの泉へ落ちてしまった。
何てことだ。これでは仕事ができない。
泉の畔で途方にくれる木こりの前に、泉の精が現れた。
なんも鉄の斧と金の斧を持っているではないか。
「ええーと。お前が落としたのは…普通の斧と、金の斧。どっちだ?」
「普通の斧です」
「だよな」
「……」
「……」
「(ハナビくん、セリフ!次のセリフ!)」
泉の精、のつもりでシーツを体に巻き付けた格好をしていたハナビくんは両手に持ってた斧(段ボール製)を放り投げて頭をかきむしった。
「だああー!! 泉の精の気持ちなんてわかんねぇーー!! 普通に返してやりゃいいじゃんか!」