Umi1115Tkso
DONE逆光さんよ…………ありがとうすぎ………
ろこにゃんさんが室足のこと理解してるの熱すぎて泣いちゃった………
室戸さん帰って来るの待ち遠しすぎ…………
こんな煽られたらその日を迎えたらどうなってしまうんですか……??
てか、室戸さんって畑やってんの????
畑やってる?????(良すぎ………)
明けの明星『おっ!禄剛崎じゃあねぇか!』
植物が照り返す薄黄緑色の日差しの中から声がした。目を向ければ、所々に土を纏ったでかい男がずんずんとこちらに向かって歩いて来る。俺は腰掛けに付いたまま応えるように手を上げて、添え木のされた艶々と輝く赤い実に目をやった。
『性が出るねぇ。いい出来じゃねぇか』
『そうだろう?ほれ、あんたも食ってみろ』
ばちんと鋏で切り落とされた重たい実が、奴の手を経由して俺の右手に収まる。ふーっと煙を吐ききり、赤い果実の表面を軽く腿で拭ってから、口をつけた。
ひとかじり。溢れ出す果汁は酸っぱく、その後を追うように甘みが増す。
うまい。俺がそう口にすると、室戸岬は高らかに笑った。
『そりゃあ良かった!もうすぐ盆時期だから収穫でもして食卓にも並ぶが……今年はあんたが一番乗りだ』
1762植物が照り返す薄黄緑色の日差しの中から声がした。目を向ければ、所々に土を纏ったでかい男がずんずんとこちらに向かって歩いて来る。俺は腰掛けに付いたまま応えるように手を上げて、添え木のされた艶々と輝く赤い実に目をやった。
『性が出るねぇ。いい出来じゃねぇか』
『そうだろう?ほれ、あんたも食ってみろ』
ばちんと鋏で切り落とされた重たい実が、奴の手を経由して俺の右手に収まる。ふーっと煙を吐ききり、赤い果実の表面を軽く腿で拭ってから、口をつけた。
ひとかじり。溢れ出す果汁は酸っぱく、その後を追うように甘みが増す。
うまい。俺がそう口にすると、室戸岬は高らかに笑った。
『そりゃあ良かった!もうすぐ盆時期だから収穫でもして食卓にも並ぶが……今年はあんたが一番乗りだ』
Umi1115Tkso
DOODLE現パロ?(30歳/45歳)の2人で誕生日祝い文です!!めちゃくちゃ遅刻!!個人的に足さんが室さんとおんなじ量の酒を飲んでるのに、しれっとしてたら激癖なんですよね……室さんも強いけど、情緒の起伏は激しかったら可愛いなぁ……
あと、15歳差って何?だんだん歳の差が誤差になっていくのすごい熱いな……という話です。
途中の足さんのセリフはご自由に補填してください!
誕生日感薄いけど、誕生日文章です!!
きっと最期のその日までオレの腕の中に抱えられた、生まれて一年ばかりしか経ってない生命は、春の日和よりも幾分も温かかった。その小さすぎる手を握った感触を生涯忘れることはないだろう。
「あんなちぃさかった足摺がもう三十かぁ。オレも歳を取るわけだわなぁ」
「よく毎年毎年、飽きもせず同じ感慨に浸れますね」
全く、と呆れたように酒を煽る。その悪態が照れ隠しなのも承知だった。
耳まで真っ赤にして小さくなって俯いてた子供の頃も、うるさい、恥ずかしい事を言うなと邪険にしてきた十代の頃も、火照る顔を酒のせいにして、もういいでしょうと狼狽えていた二十代の頃も。
そうやって思い出していく全てがまた感慨となる。くぅーっと強い酒を煽ってその胸の熱さに呆けた。
1418「あんなちぃさかった足摺がもう三十かぁ。オレも歳を取るわけだわなぁ」
「よく毎年毎年、飽きもせず同じ感慨に浸れますね」
全く、と呆れたように酒を煽る。その悪態が照れ隠しなのも承知だった。
耳まで真っ赤にして小さくなって俯いてた子供の頃も、うるさい、恥ずかしい事を言うなと邪険にしてきた十代の頃も、火照る顔を酒のせいにして、もういいでしょうと狼狽えていた二十代の頃も。
そうやって思い出していく全てがまた感慨となる。くぅーっと強い酒を煽ってその胸の熱さに呆けた。