yasako_kofnow
完畢チーム5D'sと未来組(アポリア、ゾーン)で8番出口パロ掌編集です。CP要素有り(遊アキ、ジャッカリ)、捏造(原作で台詞のないキャラの会話シーン)あり。
あと投稿直前で他に迷った人と合流するのは異変になりそうな気がしましたが、できた物は仕方ないのでそのまま投稿します。
よって何でも許せる人向けです。
色々な8番出口 出口1.不動遊星の場合
「あっ、遊星〜! ここどこなんだろうね? いくら歩いても出口が見つからなくて……」
いつもの朗らかな調子の声で、しかし困った顔で問いかけるブルーノ。だが遊星はその問いに答えることができなかった。唖然とした表情のまま問い返す。
「……本当にブルーノなのか?」
「も〜、いきなり変な事聞かないでよ。ボクはチーム5D'sのメカニック、ブルーノでしょ?」
「そうか……そうだった、な」
だがブルーノはあの時、アーククレイドルでブラックホールに呑まれ消滅したはずだ。彼の遺品であるサングラスは今もトロフィーと共に飾ってある。
いるはずのない人がここにいる、それこそが異変。
それはわかっているが遊星はその場から動けなかった。ただ踵を返して走り出せば済む話なのに、どうしても一歩が踏み出せない。
8788「あっ、遊星〜! ここどこなんだろうね? いくら歩いても出口が見つからなくて……」
いつもの朗らかな調子の声で、しかし困った顔で問いかけるブルーノ。だが遊星はその問いに答えることができなかった。唖然とした表情のまま問い返す。
「……本当にブルーノなのか?」
「も〜、いきなり変な事聞かないでよ。ボクはチーム5D'sのメカニック、ブルーノでしょ?」
「そうか……そうだった、な」
だがブルーノはあの時、アーククレイドルでブラックホールに呑まれ消滅したはずだ。彼の遺品であるサングラスは今もトロフィーと共に飾ってある。
いるはずのない人がここにいる、それこそが異変。
それはわかっているが遊星はその場から動けなかった。ただ踵を返して走り出せば済む話なのに、どうしても一歩が踏み出せない。
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供養遊星とアキの二人きりの勉強会。何気ない日常が愛おしいものなのです。
2021/12/5に開催された遊戯王webオンリーイベント LuckyCard!3でネップリ頒布していた遊アキ小説です。
ゆきとおもひで「ここが力点で、こうなるから……」
遊星の手が滑らかに動き、数式を次々と書いていく。それを真剣な面持ちで相槌を打ちながら隣でアキが聞いていた。
「じゃあこれは……こういうことかしら?」
さらさらとアキの白い手がペンを動かして数列を並べていく。文字と数字の入り混じった式が何度も展開して、解が出た。
「ああ、正解だ」
「良かった」
緊張の糸が緩みほっと息をつく。苦手な分野の問題が解けたことが嬉しくて顔が綻んだ。
「流石アキだな。理解が早い。もう俺が教えることなんてないんじゃないか」
「ううん、遊星のおかげよ。この単元が特に苦手だったんだけど、先生の教え方が上手だから」
遊星を見やると、彼は笑って
「それは生徒が優秀だからだな」
2600遊星の手が滑らかに動き、数式を次々と書いていく。それを真剣な面持ちで相槌を打ちながら隣でアキが聞いていた。
「じゃあこれは……こういうことかしら?」
さらさらとアキの白い手がペンを動かして数列を並べていく。文字と数字の入り混じった式が何度も展開して、解が出た。
「ああ、正解だ」
「良かった」
緊張の糸が緩みほっと息をつく。苦手な分野の問題が解けたことが嬉しくて顔が綻んだ。
「流石アキだな。理解が早い。もう俺が教えることなんてないんじゃないか」
「ううん、遊星のおかげよ。この単元が特に苦手だったんだけど、先生の教え方が上手だから」
遊星を見やると、彼は笑って
「それは生徒が優秀だからだな」