matchajio36
MOURNING再掲)アソ龍SS。ついったに画像投稿したものです。アソ龍さんは【欲張り】をお題にして、140字以内でSSを書いてください。https://t.co/WOoTpJMlT2
私の妄想の中のアソはとんでもない激重感情をノスケに向けているのでいざ書くとなるとどうしてもこういう感じになっちゃうんですよね…
欲張り アイツは俺にとって親友であり相棒だ。俺達のかたく結ばれた絆を何人たりとも断ち切ることなど出来ないだろう。そんな関係に俺はこの上なく満足をしていた。だが、いつしかそれだけでは足りないと思い始めたのだ。成歩堂の全てが欲しいと思う様になってしまった俺を、キサマは欲張りだと笑うだろうか。
141matchajio36
MOURNING再掲)アソ龍SS。ついったに画像投稿したものです。お題ガチャを元に書いてたけど前回の続きっぽくなったdgs1-2話後のアソ龍。正直前回同様cp要素無いんですがアソ龍だと言い張る自分です✋
※一部推敲済み
事件の真相が明らかになったその夜。ぼくは親友が眠っていたベッドに横たわっていた。心身共に疲れているハズなのに一向に寝つけないぼくはベッドを抜け出し、視界の端に映り込んだそれを掴んだ。親友が肌見離さず持ち歩き、常に腰に携えていた名刀"狩魔"。数時間前に寿沙都さんから託された親友の形見だ。その鞘にはいつも親友の頭部からゆらゆらと靡いていた深紅のハチマキが巻かれている。このハチマキを見た時はまさに熱血漢である親友の情熱を具現化したような色だと思ったものだ。
"狩魔"を抱え洋箪笥の扉を開けると、この船に乗船してから殆どの時間詰まっていた暗く狭い空間がそこにある。自分の寝床であり居場所であった洋箪笥の中に"狩魔"を抱き込むように身を収め、内側から扉を閉めようとするが薄っすらと隙間ができてしまう。だがもう隠れる必要はないのだから、閉めきる必要はない。そして、閉めてくれるアイツはもう、いないのだ。
799"狩魔"を抱え洋箪笥の扉を開けると、この船に乗船してから殆どの時間詰まっていた暗く狭い空間がそこにある。自分の寝床であり居場所であった洋箪笥の中に"狩魔"を抱き込むように身を収め、内側から扉を閉めようとするが薄っすらと隙間ができてしまう。だがもう隠れる必要はないのだから、閉めきる必要はない。そして、閉めてくれるアイツはもう、いないのだ。
matchajio36
MOURNING再掲)アソ龍SS。ついったに画像投稿したものです。dgs2話前夜の話。※dgsクリア後推奨
アソ+龍みたいになってしまいましたが一応アソ龍のつもりです。
夕食の鶏の丸焼きを平らげてから急激な眠気に襲われていた龍ノ介は目を擦りながらのそのそと洋箪笥へと入り、亜双義に扉を閉めてもらう為に身を縮こませた。扉が閉められ暗闇に包まれる。
「成歩堂」
凛とした声が扉越しに届く。既に瞼はとじられ夢の中へと誘われていたが、亜双義の声はしっかりと耳に届いていた。
「おやすみ」
今度は穏やかな声色が鼓膜を揺らす。顔は見えずとも親友が微かに笑った気配がした。
「おやすみ、亜双義」
呟くように告げた言葉は届いていたのだろうか。扉の前から離れていく足音を聞きながら、龍ノ介はゆっくりと深い眠りへと落ちていった。これが、親友との最期の会話になろうとは知る由もなく──。
302「成歩堂」
凛とした声が扉越しに届く。既に瞼はとじられ夢の中へと誘われていたが、亜双義の声はしっかりと耳に届いていた。
「おやすみ」
今度は穏やかな声色が鼓膜を揺らす。顔は見えずとも親友が微かに笑った気配がした。
「おやすみ、亜双義」
呟くように告げた言葉は届いていたのだろうか。扉の前から離れていく足音を聞きながら、龍ノ介はゆっくりと深い眠りへと落ちていった。これが、親友との最期の会話になろうとは知る由もなく──。