寝正月新年だからって、何が変わったという訳ではなく。寧ろ変わってくれてれば良かった。変わるのであれば、少しは善い方向へ向かってくれる事を祈るばかり。
この“国”の化身の様なモノである私が、こんな調子ではイケナイが。
バタバタと行事やらなんやらで時が過ぎ、時間に余裕が出来たのは１月も下旬近く。

疲れが溜まっていたのか、コタツでうっかり寝込んでしまい髪を触る感触で目が覚めた。
銀髪赤眼の男がかなり間近で睨みつけてる。
「……ぅいょぉー」
「おぅ。おはよーさん」
「いつ……来はんれふ？」
動く気もなく目線だけ、ぼんやりプロイセンに向ける。
ウチに来るとは聞いてない。しかし来たい時に来るのが常である。
「だいぶ前だ。ポチの散歩は行っといたし、餌も出してあるゼ。タマの分も」

【英香】昨日将近昨日将近


香港每逢初夏，潮湿得令人几乎走不动路，临水的绝大多数地方迎面而来的就是热浪裹挟着水汽……加上本来就因为温度递增而烦闷的心情，渐行的人群难免会爆出一句粗口……王嘉龙是土生土长的香港人，无数个日夜拷打下早已习惯了香港诡异的夏天。倒也是拖着缓慢的步伐在路上买了冰棍解暑，稍不留神那些冰凉的液体就会滴落在王嘉龙手上，他叹了口气赶紧从兜里掏了包纸。
机场在整个夏季的客流量一直不曾减少，王嘉龙赶紧把纸扔在机场外的垃圾桶里，一个箭步溜进去散散热气。
本来就是歊热的季节，正赶上王嘉龙最近饮食专挑爱吃的辛辣刺激……扁桃体发炎导致发烧了好几次，但他为了路上那几步也能缓解一下闷热，终没能忍住忌口。他从背包里面掏出来移动电话，掰了掰小小的天线跟一位熟悉的人联络起来。