kuroshiro_2021
DONE支部アップ済。 Twitterに上げたベガピに追加。ダサくても好き。うん、仕方ない。結局、似たもの同士 ◆
朝目覚めると隣にVegasの姿はない。
『まだ寝てろ』
そう声が聴こえたのは、何時間前だったのだろうか。重だるい身体を引きずるように起こしてベッドサイドに目を向けると、ご丁寧に用意された部屋着一式。そこからTシャツだけを掴み取り、袖を通しながら部屋を出た。
「あ──…ぱんつ…」
寝ぼけ[[rb:眼 > まなこ]]を擦りながらベッドルームに戻り、黒のチェストからトランクスを引っ張り出す。
何故かって?用意されていた部屋着一式にはぴったりフィットのビキニタイプが添えられていたから!Vegasの趣味はよく分からない。
そもそも俺は締め付け感のある下着とか窮屈な服装は好きじゃないって言ってるのに。落ち着かないとか変な気分になるとか、断じてそういうことじゃない。
2727朝目覚めると隣にVegasの姿はない。
『まだ寝てろ』
そう声が聴こえたのは、何時間前だったのだろうか。重だるい身体を引きずるように起こしてベッドサイドに目を向けると、ご丁寧に用意された部屋着一式。そこからTシャツだけを掴み取り、袖を通しながら部屋を出た。
「あ──…ぱんつ…」
寝ぼけ[[rb:眼 > まなこ]]を擦りながらベッドルームに戻り、黒のチェストからトランクスを引っ張り出す。
何故かって?用意されていた部屋着一式にはぴったりフィットのビキニタイプが添えられていたから!Vegasの趣味はよく分からない。
そもそも俺は締め付け感のある下着とか窮屈な服装は好きじゃないって言ってるのに。落ち着かないとか変な気分になるとか、断じてそういうことじゃない。
kuroshiro_2021
DONEpixivで進めてるベガピのドラマその後妄想に付随するVegasとPeteの過去を捏造中。こっちはVegas編、一緒に暮らして一年半ぐらいと予想。(Kwang→大学時代のお友達捏造)
*支部アップ済
愛を与える男、奪う男。 -Vegas編- *
人を殺すのは好きじゃない。
別に信じろとは言わないが、嘘じゃない。威勢よく怒鳴り散らしていた奴が苦痛に顔を歪め、最後には泣き叫ぶ様を見ると愉しさに似た感情や満たされたような心地良さを感じた。
普通じゃない。
自問自答を繰り返してみても何かが変わるわけじゃない。死という恐怖を前にした人間がどんな行動をとるのか?屈するのか?屈さずに死を選ぶのか?それを想像し、結果を見届けることで満たされる。
その事実は変わらなかった──…
*
初めて人を殺したのは13歳の誕生日。親父に[[rb:強請 > ねだ]]った銃の引き金を引いてみた。人が死ぬのを見たのは、もっと前。純粋に"死"というものに興味が湧いた。
6781人を殺すのは好きじゃない。
別に信じろとは言わないが、嘘じゃない。威勢よく怒鳴り散らしていた奴が苦痛に顔を歪め、最後には泣き叫ぶ様を見ると愉しさに似た感情や満たされたような心地良さを感じた。
普通じゃない。
自問自答を繰り返してみても何かが変わるわけじゃない。死という恐怖を前にした人間がどんな行動をとるのか?屈するのか?屈さずに死を選ぶのか?それを想像し、結果を見届けることで満たされる。
その事実は変わらなかった──…
*
初めて人を殺したのは13歳の誕生日。親父に[[rb:強請 > ねだ]]った銃の引き金を引いてみた。人が死ぬのを見たのは、もっと前。純粋に"死"というものに興味が湧いた。
kuroshiro_2021
DONEpixivで進めてるベガピのドラマその後妄想に付随するVegasとPeteの過去を捏造中。こっちはPete編、一緒に暮らして二年後ぐらいのベガピ。
*支部アップ済
*原作未読
愛を与える男、奪う男。 -Pete編- *
痛いのは好きじゃない。
父さんがいつから暴力を振るうようになったのか。実を言うと、はっきりとは覚えてない。でも俺が小さかった頃は、どこにでもいる普通の家庭の優しい父親だったような気がする。
父さんがボクシングを始めた切っ掛けをばあちゃんがいつだったか教えてくれた。"女手一つで育ててくれる母親を守れるように強くなりたい" そう、笑う息子だったと。俺の手を掬い上げ、ごめんねと謝りながら話すしわくちゃな手は震えていた。
父さんと母さんは若くして結婚し、周りより少し早く親になった。子供心に何か変だと感じはじめたのは俺がボクシングをやらされる少し前あたり。怒鳴り声で目覚めた真夜中過ぎ、そこには涙を浮かべる母がいた。
8461痛いのは好きじゃない。
父さんがいつから暴力を振るうようになったのか。実を言うと、はっきりとは覚えてない。でも俺が小さかった頃は、どこにでもいる普通の家庭の優しい父親だったような気がする。
父さんがボクシングを始めた切っ掛けをばあちゃんがいつだったか教えてくれた。"女手一つで育ててくれる母親を守れるように強くなりたい" そう、笑う息子だったと。俺の手を掬い上げ、ごめんねと謝りながら話すしわくちゃな手は震えていた。
父さんと母さんは若くして結婚し、周りより少し早く親になった。子供心に何か変だと感じはじめたのは俺がボクシングをやらされる少し前あたり。怒鳴り声で目覚めた真夜中過ぎ、そこには涙を浮かべる母がいた。