招@03
MAIKINGモブhp中心のdnhp、mshpになるはずだったやつ。時間がかかり過ぎてるので供養ー!この勝負が終わったらトレーナーを辞めよう。初めてジムチャレンジに挑んだ時からはや数年。気付いたらジムバッチもろくに集められないまま、そこいらに居るモブトレーナーと成り下がってしまった。
うまくいかないバトル。
不安そうに寄り添う相棒たち。
バトルに負ける度、減っていく貯金。
歳を重ねるごとにみえる自分の天井に嫌気がさす。しかもこのチャレンジの先にいるのは、あの【無敗のダンデ】だ。
彼が現役でいる限り、新しいチャンピオンなんて現れないんじゃないかなんてのはもっぱらの噂だ。
逆立ちしたって敵いっこない。
ごめんな、と言って相棒たちの頭を撫でる。
上手く勝たせてあげれなくて。
もっと良いトレーナーなら、もっと強く育てられたんだろうか。
答えの出ないもしもに嫌になる。だから、これで最後にしよう。
次のバトルで負けたら、負けてしまったらもうバトルはこれっきり。
そう思って、たまたま見つけた新米であろうトレーナーに声をかけた。
ウールーを連れたまだ子供と言って差し支えない少年。
結果は、惨敗。
わかっていたことだけど、身体が重い。
やさぐれた心のまま、財布から金を取り出す。
少年に差し出そう 1858