analhojirimushi
DOODLE頑張って続き書きたい気持ちはあるなんでも許せる人だけ見てください
とわみら「見、たか…?」
「見てない、です、」
「怒らないから素直に言え」
「ごめんなさい、見ちゃい、ました、」
場所は財前邸、未來の部屋。ドアを開けたまま強ばった表情で固まる未來の手には自分の分と永久の分のミネラルウォーターが2本、永久の手には数世代前の充電器に繋がれたスマートフォンが握られていた。
やましい事は"今"はないしと永久にパスワードを教えていたのが仇となった。
よく言えばおおらか、悪く言えば大雑把な未來ははじめて携帯を持たされてから成人した今に至るまで1度もパスワードを変えたことがなかった。
おかげであっさり解除されてしまったのだ。
太田へ、定期的に携帯のパス変えろって言ってくれてありがとう、当時はうるせえなで話流しちゃってごめん、おかげで今大変なことになってるよ、ちゃんと話聞いとけば良かった…
1309「見てない、です、」
「怒らないから素直に言え」
「ごめんなさい、見ちゃい、ました、」
場所は財前邸、未來の部屋。ドアを開けたまま強ばった表情で固まる未來の手には自分の分と永久の分のミネラルウォーターが2本、永久の手には数世代前の充電器に繋がれたスマートフォンが握られていた。
やましい事は"今"はないしと永久にパスワードを教えていたのが仇となった。
よく言えばおおらか、悪く言えば大雑把な未來ははじめて携帯を持たされてから成人した今に至るまで1度もパスワードを変えたことがなかった。
おかげであっさり解除されてしまったのだ。
太田へ、定期的に携帯のパス変えろって言ってくれてありがとう、当時はうるせえなで話流しちゃってごめん、おかげで今大変なことになってるよ、ちゃんと話聞いとけば良かった…
analhojirimushi
DOODLEとわみら火照って汗でしっとりとした肌に頬を寄せる。未來のあたたかな温度が永久の温度と混ざって溶けた。永久は心地良さそうにうっとりと目を細める。
いつの間にか伸ばされていた未來の腕が永久を抱き寄せやさしく撫でた。
「みらいくん」
「ん、」
名前を呼んで抱きしめかえす、お互い居心地のいい場所を探すようにもぞもぞと動いて定位置を見つけるとゆっくり体の力を抜いた。
未來と恋人になって、こういう関係になってはや数ヶ月。
永久は未來のことがどんどん好きになっていった。
どん底から救いあげてくれただいすきなひと。はじめて全力で自分にむきあってくれたやさしいけど変な人。
あったかくて、やさしくて、この人になら全てを渡してしまいたいとさえ思える未來の腕の中にいると安心できた。
1314いつの間にか伸ばされていた未來の腕が永久を抱き寄せやさしく撫でた。
「みらいくん」
「ん、」
名前を呼んで抱きしめかえす、お互い居心地のいい場所を探すようにもぞもぞと動いて定位置を見つけるとゆっくり体の力を抜いた。
未來と恋人になって、こういう関係になってはや数ヶ月。
永久は未來のことがどんどん好きになっていった。
どん底から救いあげてくれただいすきなひと。はじめて全力で自分にむきあってくれたやさしいけど変な人。
あったかくて、やさしくて、この人になら全てを渡してしまいたいとさえ思える未來の腕の中にいると安心できた。
hoshi_wannyan
DONEとわみら、(両)片想い未満本編、メイト特典CDバレを含みます
永久くんの一人称漢字でいいのか、台詞の漢字の分量……など手探りです。ツイート読み返したりしたけどむずかしい。
他の選抜メンバーへの呼び方もよく分からずのまま書いています
半径二メートル [とわみら]「お、瀬文! おはよ! 朝飯だけどさ、今日は、」
「未來くん、ちかい」
「あー……うん、そうだったな! わりぃわりぃ! でも同じ部屋で暮らしてて三メートルはさすがに厳しいから簡便な!」
「……じゃあ、二メートル?」
「二メートルも難しいけどなあ。……まあ、それよりほら、食うぞ!」
「うん。おはよう、未來くん」
「おう!」
半径三メートル以内に近づかないで、と突然永久に言われてしまってから一週間ほどが経った。いきなりなんだと憤って怒鳴ったのは最初だけで、永久のまっすぐな瞳に未來は頷くほかなかった。けれどもちろん、納得出来ているわけではない。近くに寄りさえしなければ他は何も変わらないから応じているだけだ。そのうち元に戻るだろうし、なにより互いの人生を絡めるように手を伸ばし合って、今は同じ夢を見ている。それは確かだから。
5000「未來くん、ちかい」
「あー……うん、そうだったな! わりぃわりぃ! でも同じ部屋で暮らしてて三メートルはさすがに厳しいから簡便な!」
「……じゃあ、二メートル?」
「二メートルも難しいけどなあ。……まあ、それよりほら、食うぞ!」
「うん。おはよう、未來くん」
「おう!」
半径三メートル以内に近づかないで、と突然永久に言われてしまってから一週間ほどが経った。いきなりなんだと憤って怒鳴ったのは最初だけで、永久のまっすぐな瞳に未來は頷くほかなかった。けれどもちろん、納得出来ているわけではない。近くに寄りさえしなければ他は何も変わらないから応じているだけだ。そのうち元に戻るだろうし、なにより互いの人生を絡めるように手を伸ばし合って、今は同じ夢を見ている。それは確かだから。