ume8814
DOODLEなんてことない現代AUの仁竜ささめく愛 翌日が休みの竜三は、テレビで続きもののドラマを観ている。画面の隅に小さく表示された時間はもうそろそろ日付が変わりそうなな頃合だった。
「そろそろ寝ないか」
「先に寝とけよ。今いい所なんだ」
明日仕事なんだろ。テレビ画面からチラリとこちらに視線を移してそう言ったきり、竜三はこちらを観ようともしない。そうは言っても、今日も昨日も一昨日も、今いい所も何も、ずっといい所ではないか。
「俺だって続きがみたい」
「じゃあお前も見てたらいい」
ドラマの主人公の名前すら覚えていない俺の、嘘と呼ぶにもお粗末な駄々も軽く笑っていなされてしまう。それっきりジッと食い入るように画面を見つめている竜三に、腹が立つやら悲しくなるやら。そこで意地になり竜三が寝るまで隣にいると決めてしまったのが運の尽きだった。
4974「そろそろ寝ないか」
「先に寝とけよ。今いい所なんだ」
明日仕事なんだろ。テレビ画面からチラリとこちらに視線を移してそう言ったきり、竜三はこちらを観ようともしない。そうは言っても、今日も昨日も一昨日も、今いい所も何も、ずっといい所ではないか。
「俺だって続きがみたい」
「じゃあお前も見てたらいい」
ドラマの主人公の名前すら覚えていない俺の、嘘と呼ぶにもお粗末な駄々も軽く笑っていなされてしまう。それっきりジッと食い入るように画面を見つめている竜三に、腹が立つやら悲しくなるやら。そこで意地になり竜三が寝るまで隣にいると決めてしまったのが運の尽きだった。
ume8814
DOODLE酔った仁の介抱をする竜三というお題箱に頂いた話。普通に下品。現代AU仁竜です。就寝時間は二時間後「まことのぶしにぃ……」
「はいはい、サラリーマンのお前に鎧はいらないよな」
宴もたけなわ。たけなわどころかもうお開きの時間だ。真の武士に鎧は要らぬと宣言した仁は、ついさっき最初に服を脱いでから4度目にもなる宣言を済ませた。
「もういい加減に寝ろ」
「まだだ」
「まだも何も無いんだよ」
宣言の度に服を脱いでいく仁に鎧の代わりにこんなのはどうだとスウェットを渡し、パーカーを渡し、一旦素直に腕を通したと思えば脱ぐのを繰り返している。最後に渡した着る毛布も今まさに脱ごうとしていた。
「風邪ひくだろ」
「俺はそこまでなんじゃくではない」
仁が初めに脱いだ時から少しずつ机の上を片し始めた俺は、仁が脱ぐ度に服を渡しながらどうにかこうにか片付け終えようとしていた。
3434「はいはい、サラリーマンのお前に鎧はいらないよな」
宴もたけなわ。たけなわどころかもうお開きの時間だ。真の武士に鎧は要らぬと宣言した仁は、ついさっき最初に服を脱いでから4度目にもなる宣言を済ませた。
「もういい加減に寝ろ」
「まだだ」
「まだも何も無いんだよ」
宣言の度に服を脱いでいく仁に鎧の代わりにこんなのはどうだとスウェットを渡し、パーカーを渡し、一旦素直に腕を通したと思えば脱ぐのを繰り返している。最後に渡した着る毛布も今まさに脱ごうとしていた。
「風邪ひくだろ」
「俺はそこまでなんじゃくではない」
仁が初めに脱いだ時から少しずつ机の上を片し始めた俺は、仁が脱ぐ度に服を渡しながらどうにかこうにか片付け終えようとしていた。