slekiss
MOURNING某氏と自分を中心に、有志で企画されたQMA(初代基準)のコラボ小説たち。当時の教師たちから選ばれた面子(レオン、サンダース、アロエ+誰かひとり)で構成されたパーティで、様々なミッションをこなしていく……みたいなものを考えてたんだけど案の定頓挫したので、自分のパートの書いてたとこだけ載せてみる。因みに冒頭は全員共通。
冒頭→カイル→セリオス→ルキアver.「ご決断を、老師」
会議室にフランシスの声が響く。
ロマノフは瞑っていた目を開き、フランシスを睨めつけた。
「急くでない。まったく……お主のそういったところは学生の頃から変わらんな」
「今は──」
フランシスはロマノフの声を遮るように声を荒げた。
「時が惜しいのです、老師」
二人の間に空気が凝縮していく。ほかの教師はその光景を無言で見守っていた。
「他に意見はないか」
「はいはーい」
その問いに、場違いとも思える舌足らずな少女の声が応えた。
少女は手にした装飾過剰なステッキを振りながら、ロマノフとフランシスの間に入っていく。
「その役目、一人じゃきついと思うのだ」
少女──マロンはそう言いながら、ちらりとフランシスの顔を見上げた。
6119会議室にフランシスの声が響く。
ロマノフは瞑っていた目を開き、フランシスを睨めつけた。
「急くでない。まったく……お主のそういったところは学生の頃から変わらんな」
「今は──」
フランシスはロマノフの声を遮るように声を荒げた。
「時が惜しいのです、老師」
二人の間に空気が凝縮していく。ほかの教師はその光景を無言で見守っていた。
「他に意見はないか」
「はいはーい」
その問いに、場違いとも思える舌足らずな少女の声が応えた。
少女は手にした装飾過剰なステッキを振りながら、ロマノフとフランシスの間に入っていく。
「その役目、一人じゃきついと思うのだ」
少女──マロンはそう言いながら、ちらりとフランシスの顔を見上げた。