Hyiot_kbuch
DONEホワイトデー 南門編取り立てずとも「あー……上手くいかん」
この日、南方は慣れないお菓子作りを行っていた。
作っているのはべっこう飴。砂糖と水だけで作れるのであれば自分でも何とかなるだろうと作り始めたはいいが、加熱が足りず砂糖のざらざらとした食感がのこってしまっていたり、逆に加熱しすぎて焦がしてしまったりとなかなか思い通りの出来にならない。小学生でも出来ると書かれたレシピを恨めしそうに見つめる。
何故こんなことになっているのかというと話は一ヶ月前まで遡る。バレンタインだとかいってホットチョコレートを作って渡してきた恋人に三倍返しのリクエストはあるかと聞いたのだ。
そしたら、当の恋人である門倉は「ワシは手作りしたけぇ当然南方も手作りのを返してくれるんよね?」なんて言ってきた。
1776この日、南方は慣れないお菓子作りを行っていた。
作っているのはべっこう飴。砂糖と水だけで作れるのであれば自分でも何とかなるだろうと作り始めたはいいが、加熱が足りず砂糖のざらざらとした食感がのこってしまっていたり、逆に加熱しすぎて焦がしてしまったりとなかなか思い通りの出来にならない。小学生でも出来ると書かれたレシピを恨めしそうに見つめる。
何故こんなことになっているのかというと話は一ヶ月前まで遡る。バレンタインだとかいってホットチョコレートを作って渡してきた恋人に三倍返しのリクエストはあるかと聞いたのだ。
そしたら、当の恋人である門倉は「ワシは手作りしたけぇ当然南方も手作りのを返してくれるんよね?」なんて言ってきた。