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DONE三途の川を渡れずとも/五凛(獄スト)五右衛門√の若干のバレあり?でもやってないとわからないくらいのネタかも
凛にとって重要なことである三途の川のお話です
三途の川を渡れずとも 「凛!」
焦ったような五右衛門の声に思わず顔を上げ、その顔を見てほっと息を吐いた。
「凛、あんた怪我したって…」
「ちょっと足を捻っただけよ。大したことない」
『なんてこと言ってますが、ご主人様歩けないんですよ。だから、段差に座ったりしてるんです』
「Hari!」
『ご主人様が嘘を吐くのが悪いんです』
Hariにバラされてしまい私は黙って睨むことしかできない。
「確かにお嬢は嘘吐きだな。素直に話してくれたらいいのに」
「だって…」
「…心配かけたくなかった?」
「…迷惑でしょ、こんな…」
「まさか。好きな女の助けになることで迷惑なんて思うはずないだろ、むしろ頼ってくれ」
…そう、知っていた。五右衛門がこう言う人だと言うことを。
902焦ったような五右衛門の声に思わず顔を上げ、その顔を見てほっと息を吐いた。
「凛、あんた怪我したって…」
「ちょっと足を捻っただけよ。大したことない」
『なんてこと言ってますが、ご主人様歩けないんですよ。だから、段差に座ったりしてるんです』
「Hari!」
『ご主人様が嘘を吐くのが悪いんです』
Hariにバラされてしまい私は黙って睨むことしかできない。
「確かにお嬢は嘘吐きだな。素直に話してくれたらいいのに」
「だって…」
「…心配かけたくなかった?」
「…迷惑でしょ、こんな…」
「まさか。好きな女の助けになることで迷惑なんて思うはずないだろ、むしろ頼ってくれ」
…そう、知っていた。五右衛門がこう言う人だと言うことを。
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DONE幸せの蜂蜜トースト/五凛(獄スト)最近テレビで見た分厚いトーストにめっちゃ蜂蜜かかってる一人では食べきれそうなやつ、獄ストの地獄のものの設定なら凛一人でも食べきれそう!という妄想から。4分の1くらいなら私でも食べれそうなんだけどなぁ…
幸せの蜂蜜トースト幸せの蜂蜜トースト
「お嬢、頑張ってるか?」
「五右衛門!」
妖鬼楼での仕事中、お昼のピークを少し過ぎた頃にひょっこりと彼、石川五右衛門は姿を見せた。
「どうして…」
「お嬢、もう少しで上がりだろ?一緒に昼食でもどうかと思って」
「…そう、いいわね」
「仕事はもう少し?」
「ええ」
「なら待ってる」
先に食べてくれていいのに、と続けようとした言葉を遮るようにのの先生が間に割って入る。
「閻魔さん、もう上がっていいですよ。お昼のピークも過ぎましたし」
「え」
「お七の変わり、非常に助かりました。石川くんといっしょに食べていきなさい」
「あ、ありがとうございます!」
深くお辞儀をすると私は退勤手続きをし、そそくさと着替えるのだった。
1603「お嬢、頑張ってるか?」
「五右衛門!」
妖鬼楼での仕事中、お昼のピークを少し過ぎた頃にひょっこりと彼、石川五右衛門は姿を見せた。
「どうして…」
「お嬢、もう少しで上がりだろ?一緒に昼食でもどうかと思って」
「…そう、いいわね」
「仕事はもう少し?」
「ええ」
「なら待ってる」
先に食べてくれていいのに、と続けようとした言葉を遮るようにのの先生が間に割って入る。
「閻魔さん、もう上がっていいですよ。お昼のピークも過ぎましたし」
「え」
「お七の変わり、非常に助かりました。石川くんといっしょに食べていきなさい」
「あ、ありがとうございます!」
深くお辞儀をすると私は退勤手続きをし、そそくさと着替えるのだった。
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DONE私だけを見てくれなきゃ嫌/五凛(獄スト)嫉妬する凛の五凛の話。Hari視点
私だけを見てくれなきゃ嫌 「帰ってやろうかしら…」
そう言ってご主人様は強い目で人間の女たちに囲まれる五右衛門を強く睨みつけた。
『雷でも撃ちますか?ご主人様』
「心配には及ばないわ、Hari」
心配してくれてありがとう、と言ってご主人様は僕の頭を撫でると不敵な笑みを浮かべたまま渦中へと進んでいく。
そしてーー……、
「いや俺は……」
「いい身分じゃない、石川五右衛門」
「え、お嬢っ…!?って、うわっ!?」
鞭を華麗に扱い五右衛門の足に引っ掛け自分の方へと転ばせ、そして五右衛門の唇をご主人様は奪う。
「なっ……〜〜〜」
恋する少女のように五右衛門の顔は赤く染まる。まるで苺や鬼灯のようだ。
「ごめんなさい、この男は私のものなの。あなたたちにはあげれないわ、残念だけど他の男を当たってくれる?」
787そう言ってご主人様は強い目で人間の女たちに囲まれる五右衛門を強く睨みつけた。
『雷でも撃ちますか?ご主人様』
「心配には及ばないわ、Hari」
心配してくれてありがとう、と言ってご主人様は僕の頭を撫でると不敵な笑みを浮かべたまま渦中へと進んでいく。
そしてーー……、
「いや俺は……」
「いい身分じゃない、石川五右衛門」
「え、お嬢っ…!?って、うわっ!?」
鞭を華麗に扱い五右衛門の足に引っ掛け自分の方へと転ばせ、そして五右衛門の唇をご主人様は奪う。
「なっ……〜〜〜」
恋する少女のように五右衛門の顔は赤く染まる。まるで苺や鬼灯のようだ。
「ごめんなさい、この男は私のものなの。あなたたちにはあげれないわ、残念だけど他の男を当たってくれる?」
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DONE初めての夜の後/五凛(獄スト)五右衛門√の初夜後のお話。凛が「離れ難くて抱きしめてしまった」と言っていて、何それかわいい~~~~~~~~~ってなっちゃったね。私は
初めての夜の後 「!」
ぱちりと目を覚ましてすぐ視界に飛び込んでくる黒髪に私は現実に引き戻される。
(そうだったわ…私は昨日……)
五右衛門に愛され、そして私も五右衛門を愛した。それを思い返すとこのまま部屋に戻るのも寂しい気がして頭の位置を枕へと戻すように横になるとそっと五右衛門に身を寄せた。
「…寝顔を見るのは初めてだわ」
大人っぽく見えるような五右衛門だけれどこう見ると幼い顔つきをしているように思える。そっと腕を伸ばし五右衛門の頭を撫でてみる。
「あら、ふわふわ…五右衛門の髪質はこういった感じなのね」
タマとはまた違った髪質になんだか楽しくなってしまい、そして知らない五右衛門をまた知ることができてうれしい気持ちもあった。
1142ぱちりと目を覚ましてすぐ視界に飛び込んでくる黒髪に私は現実に引き戻される。
(そうだったわ…私は昨日……)
五右衛門に愛され、そして私も五右衛門を愛した。それを思い返すとこのまま部屋に戻るのも寂しい気がして頭の位置を枕へと戻すように横になるとそっと五右衛門に身を寄せた。
「…寝顔を見るのは初めてだわ」
大人っぽく見えるような五右衛門だけれどこう見ると幼い顔つきをしているように思える。そっと腕を伸ばし五右衛門の頭を撫でてみる。
「あら、ふわふわ…五右衛門の髪質はこういった感じなのね」
タマとはまた違った髪質になんだか楽しくなってしまい、そして知らない五右衛門をまた知ることができてうれしい気持ちもあった。
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DONE寂しがり屋のうさぎ/写凛(獄スト)写楽ハピエン後の写凛。ED後の写楽のレポートで、寂しがり屋的なこと書いてあって「え〜〜!!写楽さんそうなの〜〜!!??」となって萌えてしまったので書きました。冷え症なのも煩悩もこれに起因してていいですね…
寂しがり屋のうさぎ 「わ、かわいい!」
リビングのテレビにて動物特集を見ている凛は俺…――ではなくクッションを抱いて見ている。凛は動物が好きだ、だが普段はタマ右衛門がいるとかで大っぴらに見れないらしくタマ右衛門も、五右衛門も誉那も菊之助も今はいない。だからこそ見られるらしいが…正直二人っきりというこのシチュエーションで俺を放っておかれるのは…正直…いや、かなり……――おもしろくない。
「なぁ、お嬢。うさぎって寂しくなると、構ってもらえないと死ぬ動物って知ってる?」
「え、そうなの?」
驚きこっちを向く凛が可愛くて、俺の方を向いてくれたことが嬉しくて思わずにやけてしまいながら言葉を続ける。
「そうそう、だから俺も死んじゃうかも…あだっ」
705リビングのテレビにて動物特集を見ている凛は俺…――ではなくクッションを抱いて見ている。凛は動物が好きだ、だが普段はタマ右衛門がいるとかで大っぴらに見れないらしくタマ右衛門も、五右衛門も誉那も菊之助も今はいない。だからこそ見られるらしいが…正直二人っきりというこのシチュエーションで俺を放っておかれるのは…正直…いや、かなり……――おもしろくない。
「なぁ、お嬢。うさぎって寂しくなると、構ってもらえないと死ぬ動物って知ってる?」
「え、そうなの?」
驚きこっちを向く凛が可愛くて、俺の方を向いてくれたことが嬉しくて思わずにやけてしまいながら言葉を続ける。
「そうそう、だから俺も死んじゃうかも…あだっ」
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DONE幸運の白と黒の猫/誉那凛(獄スト)誉那EX後の誉那凛です。誉那EX好きだったな~~スチルも良だったし誉那√のタマが終始ずっと好きでした……かわゆ
幸運の白と黒の猫 「お姉さん、こっちこっち!」
「ま、待って…!」
はしゃぐように前を行く彼――【村上誉那】くんの背中を追いかける。先日、出会った彼…私よりも年下の彼だがなんだか運命のようなものを感じそれは彼も同じだった。そして彼は学校が終わるといつも地獄やしきに来ては私に会いに来たり家まで贈ってくれたりする。社会人である私としては彼にこんなに心を寄せられることは…そして何より私も同じように寄せてしまっている現状はよくないと思っていた。
「よ、誉那くん…」
「誉那」
「…誉那」
「うん、何、凛」
人懐っこく笑う彼にときめきが止まらない。煩く音を立てる心臓を無視して彼に向き合う。
「話があります」
「話?」
「…私は大人で君は学生でしょう?」
1008「ま、待って…!」
はしゃぐように前を行く彼――【村上誉那】くんの背中を追いかける。先日、出会った彼…私よりも年下の彼だがなんだか運命のようなものを感じそれは彼も同じだった。そして彼は学校が終わるといつも地獄やしきに来ては私に会いに来たり家まで贈ってくれたりする。社会人である私としては彼にこんなに心を寄せられることは…そして何より私も同じように寄せてしまっている現状はよくないと思っていた。
「よ、誉那くん…」
「誉那」
「…誉那」
「うん、何、凛」
人懐っこく笑う彼にときめきが止まらない。煩く音を立てる心臓を無視して彼に向き合う。
「話があります」
「話?」
「…私は大人で君は学生でしょう?」