消えない声腹が減ったら帰ってくる
そう思って待っていた方が、この事実を受け止めないで済んだかもしれない。
本当か?
今やれることをやっていないと今よりも後悔したはずだ
そう思いながらあの時拾ったモンスターボールの欠片を力いっぱい握る。
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シルバーが居なくなって数日後、最後のシルバーの言動なのか、第六感なのか、いつもなら放置しているはずなのにシルバーを探した。
見つけた時は交戦中で、助太刀をしたが虚しく負けた。
負けただけならどれだけ良かったのか。
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傍らにシルバーのマニューラがいた。
心配そうに血が出ている手に爪を軽く当てる。
「わりぃ、おめぇのボールの破片なのに、また汚しちまった」
悪い癖だな、と自嘲する。
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