推しに推された(五悠未満)「傑!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「うるっっっっっっっさ」
楽屋の扉を破壊するんじゃないかという勢いで飛び込んできた相方を見、夏油は十六万の美顔器の電源を切ってそっと安全な場所に避難させた。もちろん夏油の私物ではなく楽屋に置いてあったものである。美顔になりたいとかどうとかいうわけじゃないけど、普通に気持ちいいんだよねあれ……。
夏油がゆっっくりと安全を確保している間に、五条はスライディングしそうな勢いで詰め寄ってきた。普通に障害物とか多いので落ち着いてほしい。今もテーブルから普通にティッシュの箱が吹っ飛んでいったし。
「ねぇ見てこれ!!!!! ねぇ!!!!!!」
「先に十八分ほど遅刻した理由話してもいいけどどう?」
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