座薬と、嘘つきと、肘鉄　熱があるしなかなか下がらなくて食べられなくて元気はない。だから体力は谷底状態だし、そのわりにまた汗をかいてて気持ち悪かった。

　なのに、だ。

「おい。君何してる？」
「んー？」

バレバレの聞こえないふりをしてる恋人。昨日から甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるのはいい。消化の良い食事を作ってくれて、シーツを変えて洗濯までしてくれて。

「あかざ、こら、」

　だが寝汗でベタついた服を取り替えてくれ、なんて一言も頼んでない。寝ている背後から近づいてうっかり下のスウェットなんか下ろされたら、流石に病人の杏寿郎も抵抗した。下着までずり下げようとした手を止めようとしたけれど、熱で力の抜けた体では役に立たなかった。

「何も悪さはしないさ」

❄️🔥—




半夜。


猗窩座拽住整裝待發的杏壽郎，試圖不讓他出門。

「今晚，今晚就不要去巡邏了！」他的鬼吼道。

杏壽郎回頭看着他，手掌覆蓋上鬼緊攥住他白羽織的手背：「為什麼，猗窩座？」

不得不說猗窩座很喜歡杏壽郎正視他以及主動觸碰他的舉動，他瞇了瞇眼，澄黃的瞳孔如同夜中的燈籠乍滅乍明，咧嘴笑說：「因為你要與我決鬥到天明。」

「？」

杏壽郎給他疑惑的一眼，便準備拂落身上緊纏着的鬼爪。


「不不不不等一下！你真的忘記了今天是什麼日子嗎？」猗窩座氣得露出了尖尖的犬齒。

杏壽郎迎着他的怒氣，目光中帶着沉思，凝神兩秒後，好像察覺到了什麼。


「等會兒早上要開柱合會議，今晚的確早點休息比較好！謝謝你提醒我，猗窩座，你真細心。」

食いちぎる前に　その棒状のアイスは桃味だとかで、薄いピンク色をしていた。杏寿郎は、それをゆっくり袋から開ける。そのとき長めの髪が邪魔だったので、右手で横の髪を耳にかけた。
　夏の暑さで少し、溶け出しているそれは、重力に従って、垂れた汁をアイスの下から舐め上げる。舌は、わざといつもより出して見せた。
　つつ、と先端で撫でるように舐めていく。桃の味は正直あんまりしなくて、いかにも人工甘味料の味がした。でもとりあえず、冷たいから美味しい。あとは大きく口をあけて、ぱくっ、と勢いよくかぶりついてみた。先っぽから舌を使って、食べやすいように溶かしていく。じゅる、と音がした。唾液が伝いそうになったから、一度口から離して、口元を拭った。その際に、目の前にいるだいぶ歳下の恋人の顔を見る。