ふたりぼっち戦線それは空から落ちてきた
多分自分くらいの歳の男(?)の子
キラキラと発光する銀色の髪とチラチラと星が瞬くブルートパーズ色の瞳
「înger…?」
思わず口をついた言葉にその綺麗な生き物は僕をみつめた
「いて…て…お前も落っこちたのか?」
これは多分『日本語』
「…」
「…?だいじょうぶ?こわくないよ?」
「…um…にほんご?」
「お前がいじんなの?」
「…かぞくに、日本生まれ…います」
御母様の国の言葉でお話ししたら喜んでくれるだろうと御父様とお勉強したけど、実際に使うのは初めてだし咄嗟の出来事故か緊張してなんか変な言い回しになってしまった気がする…
ネイティブに対して文法メチャクチャなのが至極恥ずかしくて死にそうだけど、目の前のこの子は気にならなかったみたいで少し安心した
2107