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    ShibabaUsa

    @ShibabaUsa

    イドアズと独普に狂う一般人外外道

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    ShibabaUsa

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    https://x.com/ShibabaUsa/status/1692900390059307264?s=20 を書き起こしたもの。

    #米英
    miying
    #アルアサ

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    ShibabaUsa

    PROGRESS書きたいところを書き殴るだけの人狼独(小)×悪魔普
    独普以外の何物でもない。
     夜の帳が明け、雄鶏が目覚めの一声をあたりいっぱいに響かせる。眠っていた良い子も、遊び呆けていた悪い子も、その声だけは無視できない。雄鶏が鳴かなくたって、朝になれば夜闇に潜む魔物の恐怖から放たれた小鳥たちがその危険が過ぎ去ったよ、と住民たちに教えて周る。彼ら、もとい彼女らの思考は実に単純で、直結した脳みそと嘴を動かして、各々の囀りを以って彼らの時間を告げるのだ。

     朝が来た。
     その一日は、決まって鳥の鳴き声から始まる。

     だからといって、夜の眷属たちが全くの活動を行わないかと問われれば、答えは否だ。基本的には、彼らの肉体がベストパフォーマンスを取るのに最適な時間帯が夜を基点に回っているという話で、人間に紛れるような習性を持つものは昼間も活動しているという例が挙げられている。人間に当てはめるならそう、夜型と朝方の意味合いが逆転していると捉えてもらうと、非常に分かりやすい。夜に活動するよりも昼の方が性に合っているなど、種全体として最適化されているプログラムが一定個人については違和を生じさせてしまう問題は、どの種族を挙げてもらっても例の一つは存在している。
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    ShibabaUsa

    PROGRESSあの独普前提バイ普の続き的な蛇足話
     ヨーロッパのおよそ中央に位置するドイツ連邦共和国、その南部にて一大産業圏を形成しているバイエルン州では穏やかな朝を迎えようとしていた。ミュンヘン郊外に広がる住宅地、その隙間では小鳥の家族がちろちろと跳ね回りながら愛らしくも歌を奏でた。路地で、枝の上で、庭で、窓辺で。朝の訪れを喜ぶように囀る彼らに釣られて、住民たちも次第に目を覚ます。薄く開いた目にはきっと、暖かな白の光が差しこむことだろう。それにむずがるのか、または覚醒するかどうかは人によるのだろう。夜が明けたばかりの時間というのは、時刻表期の上ではだいぶ早い。二度寝に耽る者だっているはずだ。
     しかしこの家の住人だけは違った。鳥たちの囀りには一切耳を貸さず、それどころか枕で耳を塞いでしまった。頭の後ろに枕を押さえつけながら、むにゃむにゃとまるで意味を成していない言葉を漏らし、そして静かな寝息を立てる。この住人、いつもであれば仏頂面であったり不機嫌そうな顔ばかりを浮かべているのだが、さすがに寝ているときばかりは表情も穏やかになるようだ。表情の険しさは鳴りを潜め、代わりにその寝顔は非常に安らかであった。
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