明かり凛月が寝る時に電気を消すのは幼い頃からの習慣だった。眩しい太陽みたいでこわい、と昔はぐずったものだったから。
だから、いつもだったら、すぐにでも電気を消して寝床に入るところなのに。
今、凛月がそれを出来ないのは

目の前にいる先客のせい。

(兄者……俺のベッドで眠ってる……)
ちょっと、と怒り気味に言って布団から追い出したいところである。しかし、いつも無理やり起こされるのを嫌がってる身としては、道理に適わないかな、と思いつつそっと近くに寄った。
滅多に見れない、兄者の寝顔。普段は凛月が眠ったのを確認してから零は眠るし、お腹を空かして起きた凛月に朝食を出すために、零は凛月より早く起きる。しかも凛月のためにすべての電気を消すのだから、いくら吸血鬼で夜目が効くとはいえ、ここまではっきりとは見えない。

【零凛】共同的工作（后续）“呐，兄长，哥哥，附近有个民宿酒店哦。”

朔间凛月把手塞到新晋恋人的手心，悄悄凑到哥哥耳边。



冬日里随着讲话冒出的热气消散与漫天白雪中。



“凛月呀，”

朔间零宠溺的刮了一下朔间凛月被冻红的鼻尖。

“凛月不会害怕吗？”

“不会。”

朔间凛月抓住朔间零的手晃了晃，眼睛笑的弯弯的。

“因为是哥哥呀。”



因为是你，所以，我愿意把我的整个人都交给你。

包括身体，也包括我的心。



“可是，凛月太早承受这种事，对身体不好喏。”

朔间零包着朔间凛月的手塞到了大衣口袋里。

“回家吧凛月。”

“哥哥，”

朔间凛月被带的往前走，心里快急死了。

笨蛋哥哥，都到这种程度了，怎么能就这么回家呢！



“啾～”

朔间凛月抬头在朔间零唇边落下一个吻，看向朔间零的目光里带着期待。