亜「バンジークス検事。事件の資料はこれで以上です」
バ「ああ。ご苦労、アソーギ検事」
亜「………」
バ「アソーギ検事。この後の予定は?」
亜「この後は新任の首席判事殿と明日の会議、それと…」
バ「違う。貴公の予定だ」
亜「…は?」
バ「すでに船の到着時刻を過ぎている。…迎えに行かなくていいのか」
亜「…船…?一体なんのことだ」
バ「ナルホドーの乗る船が港に着く時刻だと聞いているが…」
亜「は?成歩堂…?」
バ「………」
亜「………」
バ「聞いていないのか」
亜「聞いていない」
バ「…そうか。あの話は急だった。無理もない」
亜「おい!一人で完結しようとするな!説明しろッ!…してください!」
バ「首席判事殿が頼まれたのだ。一年前、あの裁判を担当した弁護士と話をしたい…とな。だから、今回の国際会議に呼ばれたのだ」
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