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    sadachbia7789

    @sadachbia7789
    K富、テツ譲
    女体化が多い。ネタ出しをよくします。

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    sadachbia7789

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    K富前提富愛され
    病院のスタッフが富のファンクラブ会員の話

    #K富

    通過儀礼この富永総合病院に勤めるにあたって、言っておかねばならないことがある。

    静かな会議室でそう言ったのは外科の瀬戸先生だった。その隣には内科の堀田先生が居る。新人イビりか何かだろうか、とモブ太郎はごくりと生唾を飲み込む。
    「これより富永院長ファンクラブ入会手続きを行う」

    ……………………………………なんて?

    「まず第一に、当たり前だが自身が医療従事者であり、患者の事を優先に考えること。ここからはみ出した奴ァ院長及び俺らファンクラブの会員全員の敵になると思え」
    「ちょっ」
    「第二に自身の健康を考えて行動することです。健全な精神状態でなくては正しい診察など出来ませんから」
    「ちょっと待って」
    「第三によく勉強すること。これに関しちゃ俺らもサポートしてやるから遠慮なくな」
    「ちょっと待ってください!」
    ファンクラブ入会手続きだなんて言っておきながら、読み上げられる入会規約(?)は医者として当たり前の心構えだった。あっ、もしかしてこれイビりとかじゃなくてこれからの勤務に対する激励会とか?新しいスタイルだな……。そんなモブ太郎の肩を叩いたのはモブ川先輩だった。
    「お前が戸惑うのも分かる。俺もそうだった。けど今に分かるから!!」
    「答えになってない!」
    モブ太郎の戸惑いは瀬戸の「続けるぞ」の一言で流された。
    瀬戸は資料の中から一枚の写真を取り出し、ホワイトボードに貼り付けた。わお、イケメン。だけど……マント?
    「こちら院長のパートナーにしてファンクラブ名誉会員の神代一人先生だ。年齢は院長より少し上だがこないだ握力測らしてもらったらりんごくらい軽く握り潰せるから気を付けろよ」
    「パートナー……?」
    「ぶっちゃけ旦那さんよ」
    「それも写真のめちゃくちゃ美形でめっっっちゃくちゃすごい腕前のスーパードクター」
    「一回二人のオペに携わらせてもらったけど、早すぎて付いていけなかったくらいやべえぞ。今ならもうちょいマシだと思うけど、どうだろうな……。やっぱ自信ないな……」
    「何それ羨ましい」
    いや旦那なにやってんの?夫のファンクラブにわざわざ入ってんの?


    「院長を推すなら院長に曇らすことなくマナーを守って推し活をしましょう。以上、解散です」
    そんな感じで一応入会式は終わった。まあ院長の考え方や医療体制や現場の理想と現実に真っ向から向き合う姿勢、そしてその院長の人柄が滲み出る院内の雰囲気が良くて就職を決めたもんな。あれ、オレ結構院長のこと好き?でもファンクラブて(笑)

    ――ってなってた数ヶ月前のオレよ。お前は何も分かっていない。
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    sadachbia7789

    MOURNING岐路で自然消滅かなと思っている富と遠距離になったと思っている人が無駄なきで再会して収まるところに収まる話、にしたかったけど書きたいところだけ書いて満足してしまったやつ。書き始めからこんなんかーい、と思いつつ通常営業。
    富も同じ場面にいるのですが、全然存在感が無い……
    多分「お前は医者になって婿を迎えて跡継ぎを産むんだ」って当たり前のようにレールを強いた父親を外部からぶちのめして欲しくて書いたなコレ
    進パパを説得(やや力業)する人先生父である進太郎がわざとらしいタメ息を大袈裟に吐く。
    「K先生からも言ってやってください。出会いなんぞ無いんじゃからとっとと見合いして身を固めろと」
    「………………………は?」

    岐路で自然消滅かなと思っている富と遠距離になったと思っている人が無駄なきで再会して収まるところに収まる話


    「私はこの先、富永研恵以外の女性を愛することはありません。………お嬢さんを私以外と結婚させると仰るのなら、Kの系譜が一つ消えますね」
    明らかな脅しに進太郎の方が息を飲んだ。神のごとき技術を持つ『スーパードクターK』の伝説は進太郎世代の方がよく知っている。まさかそれが現実にいようとは思わなかったが。ましてや神代は当代のKである。その血筋を絶やすのも絶やさないのも富永に血を繋ぐことを強要してきた進太郎の言葉一つという脅しがのし掛かる。
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    sadachbia7789

    TRAININGイマジナリーK富の子供(男女の双子)がチラッと出ます。
    K富♀前提で書いてますが富は出ません。龍視点。
    イベント前、目の周りの乾燥がひどくて化粧ノリ最悪だったので一週間パックしまくってどうにかしたのが元ネタ。
    寺井先生監修スキンケアセット(合計◯万)ばっしゃばっしゃと惜し気もなく化粧水を顔に叩き込む。その様子を偶然にも見てしまった龍太郎は二度見した。何せ世界一有名なネズミのキャラクターを模したヘアバンドで前髪を上げ、スキンケアに励んでいるのは上司であり診療所の主である神代だったので。
    「な、何やってんスか……?」
    「スキンケアだ」
    テーブルに並べられている数本のボトルやコットン、パックシートを見てからもう一度神代を見る。神代はまた化粧水を手の平に出し重ね付けをしている。そりゃ龍太郎だって乾燥で皮膚が突っ張るこの季節くらいはローションを付けたりするが、ここまでしっかりやったりしない。うろ覚えだけど実家の母親が使っていたものに似ている気がする。洗面台になんかごちゃっと並んでたやつ。多分。先生だって俺と似たようなもんだったはずなのにいきなりどうした、と手元を見ればスマホが立て掛けてあり、誰かとビデオ通話をしていたようだ。
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