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    urushiuru

    小説に成らなかったもの's

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    urushiuru

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    書きたいと思っていたジャック×監督生。ジャックの男らしさと可愛らしいさは犯罪級……!そんな彼に助けられる監督生と恋の始まり

    #ジャク監
    jacuzzi
    #twst夢

    ジャック×監督生♀ 失恋したその日に、NRCにやってきてしまった監督生。終始テンションがロー。その日本容姿とも相まって、ホラー映画の人形の様に遠巻きにされる。振られたその身で男子校に放り込まれるなんて、苦行以外の何物でもない。マブは確かに存在するが、男しかいない閉鎖空間には段々とストレスが溜まるばかり。そんな環境へのストレスが、今度は自分へと向き始める。「なんで私は何も言わないの?」、「なんで何も言えないの?」自分がどんどん嫌いになっていく……。そんな状況を打破したくて、でもどうすれば良いかも分からない。ある日ふと、限界を突破してしまった監督生。授業が終わると、そのまま走ってオンボロ寮へと向かう。高ぶったまま吐き出せない感情を、ぶつける先がどこにも無かった。

    「おい🌸、どうした?」
    「……!」
    「……🌸?」

     そんな途中で、たまたまジャックにぶつかった。監督生はジャックの事を、男らしさの象徴の様に感じていた。そんな人に情けない姿を見られ、思わずタジロぐ。本当の事は言えなかった。恥ずかしいし、情けない。それよりもまず、この感情を言語化するのが難しかった。

    「何でもない」
    「何でもないって……」
    「ただ何だろう、あれだよ、筋トレ」

     上手い言い訳も思いつかず、結局思い浮かんだ単語を吐き出した。子供でも嘘だと分かるような話。それを監督生は自分でも理解して、余計に自己嫌悪が襲う。ジャックもきっと、「俺じゃあ力になれないのか」とムッとしている事だろう。そのまま監督生はジャックを無視して、再びオンボロ寮を目指す。そうして無事に寮に帰ると、そのままソファで寝ころんだ。



     次の日。オンボロ寮へとジャックが一人訪ねてきた。昨日のこともあり、監督生は強くジャックに物を言えず、彼を寮へ招き入れた。

    「これ、俺の妹のお下がりだが」
    「……? これって」
    「ジャージだ」
    「ジャージ?」
    「あぁ、昨日お前、制服のまま走ってたからな」
    「……」

     ジャックの話に、監督生は”まさか本気で言ってる?”と内心で驚く。ピュアなジャックの事だ。本当にあれを、ただの筋トレだと思ったのかもしれない。いや、もしかしたら。気づかない事を優しさに、こうして遠回しに、ジャージを差し入れてくれたのかもしれない。よく分からないまま、監督生はジャージを受け取る。

    「よし、じゃあ早速着替えてひとっ走りしようぜ」
    「えっ?」
    「一人だと続かないだろ? ランニング。俺も一緒に付き合う」
    「えっ……あ、ありがとう……?」

     こうして二人はジャージに着替えてオンボロ寮の外へ。そこからジャックと一緒に、話の流れで一緒にランニングする事に。ジャックは監督生のペースに合わせてくれて、ランニングの他にもウォーキング。ストレッチなども教えてくれた。
     そうして監督生は汗びしょになり、ジャックと分かれてオンボロ寮へ帰る。辛うじてお風呂に入ることに成功し、そのまま泥のように眠ってしまった。

     翌日は、体のあちこちから悲鳴を聞きながら起床。それでもその疲労感や痛みが、なぜか監督生は心地よかった。初めて何か、自分で頑張って得られた気がする。そんな達成感が、監督生の中にはあった。
     それから度々ジャックに誘われ、ランニングや筋トレに出かける様になる監督生。ある日勇気を出して、自分からジャックを誘ってみた。ジャックは嬉しそうに笑ってそれに了承。そこで監督生は、初めてマジマジとジャックの顔を見つめた。怖い顔だと、凛々しい顔だと思っていた。だけど、それだけじゃない。優しい笑顔は、まるで日溜まりだ。キュン、監督生の中に暖かい何かが灯る。その時監督生は気がついた。失恋した時の彼の事を、今ではすっかり忘れていた事を。

     新しい恋を覚えた監督生は、そこから自分磨きに励む。ジャックと筋トレと言う名のデートも重ね、みるみるうちに可愛い女の子へと進化。

    「最近の監督生は元気だな」
    「うん! 魅力的になって、ジャミルに告白しようと思って」

     マブとの会話も、いつも以上に弾む弾む。
     やがて告白しようと思った矢先にジャックに告白され、「解釈違いです!!」と照れと興奮で暴れ出すのはまた別の話。
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    urushiuru

    TRAINING初書きのカリ監。
    気遣いが空回りするカリムと、優しさと知りながら段々とそれにストレスを感じる監督生の話。

    短時間クオリティなので、加筆修正はしてません!!
    カリム×監督生♀ ようやく異世界環境と言うものに慣れてきた監督生は、モストロ・ラウンジでのアルバイトを検討し始める。しかしそれを知ったカリムは、「何が欲しいんだ? これで足りるか?」といっぱいマドルを差し出す。それに監督生タジタジ。

    「えっと……カリム先輩。お気持ちは嬉しいんですけど、このお金は受け取れません」
    「えっ……!? 🌸、オレの事が嫌いなのか!?」
    「いえ、そう言う訳ではなく……!」

     ショック!と分かりやすく顔に出るカリム。それを見て必死に、監督生は誤解を解いた。

    「カリム先輩の事は、お友達だと思ってます。だからこそ、お金を借りたくないんです……」
    「返さなくて良いんだぞ?」
    「余計にダメです!」

     監督生は必死に、「そのお金は受け取れない」と説得する。そんな監督生の姿に、カリムも「🌸がそこまで嫌がるなら……」といっぱいマドルを仕舞い込む。説得が通じたことに監督生感動。その場はこれで収まったが、カリムのアジームムーブはこんなもんじゃなかった。
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