Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    urushiuru

    小説に成らなかったもの's

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 4

    urushiuru

    ☆quiet follow

    シルバーくんの寝顔をただひたすら見つめていたい!と言うリクエストを頂いて書いてみました。シルバー初書き……✨硬派なイケメンを直視できない監督生と、それでもやっぱり顔を見たいシルバーのお話。

    #シル監
    silencer
    #twst夢

    シルバー×監督生♀ クスクス。頭上から聞こえる小さな笑い声に、ふとシルバーの意識は浮上した。どうやらまた、自分は寝てしまっていたらしい。シルバーは未だ瞼を閉じたまま、右手で前髪をかき上げる。

    「あ、起きました?」
    「……?」

     自分以外の誰かの声。それが誰かを察すると同時に、シルバーは重い瞼を上げた。視界に広がるのは、愛しい監督生の顔。逆さに自分の顔を覗き込み、その背景には青空が広がっている。

    「……監督生?」
    「はい。おはようございます、シルバー先輩」
    「どうしてお前がここに?」
    「えぇ? そこにシルバー先輩がいたからとしか……」

     膝枕されている事に気づき、その居心地の良さに安心感を得る。しかしそれと同じくらいに、恥ずかしさがひっそりと募った。シルバーは上半身を起こす。監督生から、それを惜しむような声が漏れた。

    「もう起きちゃうんですか? 勿体ない」
    「……? お前と一緒にいるのに、寝ている方が勿体ないだろう」
    「ドストレート。私じゃないと照れて爆死しちゃうね」

     茶化すようにそう告げる監督生。シルバーがその横顔を見つめるも、彼女がこちらを見つめることはない。……そう。自然と彼女と目が合うのは、目覚めた時の数回しかない。それ以外は頑なに、監督生はシルバーを見ないのだ。愛情は伝わっているし、その理由も分かっている。だからこそシルバーは、愛おしいとばかりに監督生の頬に手を添えて、ゆっくりと自分の方へ振り向かせた。

    「……まだ、慣れないのか?」
    「……だって、先輩の顔が良いから……!」

     見つめ合ったのも一瞬。監督生は顔を真っ赤にして、シルバーから視線を逸らす。恋人同士になってからと言うもの、彼女の恥ずかしさには拍車が掛かっている。そう言った一面も、シルバーはとても愛しいと思っていた。恥ずかしさで震える彼女を引き寄せる。そのまま腕の中へと収めると、シルバーはそっと唇を重ねた。

    「照れているのも可愛いが、やっぱり見つめ合う方が良い」
    「……! ……!」

     監督生、しばしの痙攣。「シルバー先輩、もうずっと寝てて……!」と言う捨て台詞を、シルバーは再びキスで塞いだ。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😭👏❤🇱🇴🇻🇪❤👏😭
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    urushiuru

    TRAINING初書きのカリ監。
    気遣いが空回りするカリムと、優しさと知りながら段々とそれにストレスを感じる監督生の話。

    短時間クオリティなので、加筆修正はしてません!!
    カリム×監督生♀ ようやく異世界環境と言うものに慣れてきた監督生は、モストロ・ラウンジでのアルバイトを検討し始める。しかしそれを知ったカリムは、「何が欲しいんだ? これで足りるか?」といっぱいマドルを差し出す。それに監督生タジタジ。

    「えっと……カリム先輩。お気持ちは嬉しいんですけど、このお金は受け取れません」
    「えっ……!? 🌸、オレの事が嫌いなのか!?」
    「いえ、そう言う訳ではなく……!」

     ショック!と分かりやすく顔に出るカリム。それを見て必死に、監督生は誤解を解いた。

    「カリム先輩の事は、お友達だと思ってます。だからこそ、お金を借りたくないんです……」
    「返さなくて良いんだぞ?」
    「余計にダメです!」

     監督生は必死に、「そのお金は受け取れない」と説得する。そんな監督生の姿に、カリムも「🌸がそこまで嫌がるなら……」といっぱいマドルを仕舞い込む。説得が通じたことに監督生感動。その場はこれで収まったが、カリムのアジームムーブはこんなもんじゃなかった。
    4339

    related works

    recommended works