犯罪防止キャンペーンは突然に漫画家ココ×刑事イヌピ+刑事ナオトのおはなしです。
「乾さん、応援を待ちましょう。あっ、待って、まっ、乾さん! ちょっ、先走らないでください! ああ、もう! これぜったい始末書ものですよ!」
事件は解決し、人質にも怪我はなかったが、乾が車ごとビルにつっこんだため、ビルの一部が大破した。
橘の予言は正しく、乾と橘はこってりと叱られ、始末書は免れたがペナルティを課せられることになった。始末書を免れたのは人質が乾と橘に感謝したことと、そしてなによりビルの補修費用の全額を九井一が出したからだ。いつになっても世の中はカネで回っている。橘は溜息をついた。
さて乾と橘に課せられたペナルティは中学校に行き「犯罪防止キャンペーン」の講演をすることだ。犯罪防止は警察官として立派な仕事のひとつだが、ギャーギャーと騒がしい中学生を見て悟った。
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